ニュースキャスター*筑紫哲也

  • 2004/11/14(日) 22:11:15

☆☆☆・・


 初めて現場から語る「ニュースキャスター論」。
 かつて新聞、雑誌の記者・編集者であった著者が、
 テレビのニュース報道という未知の世界に飛び込み、
 そこで何を見、何を考え、何に苦悩してきたか。
 「ニュース23」の創設から現在にいたる経緯を、
 自らの体験を軸に書き綴った迫真のノンフィクション。
 数々の事件、自己、災害、政局・・・。
 激動する時代と斬り結びながら、一般の視聴者には
 知ることのできないテレビニュース報道の舞台裏を活写する。
 そして、ニュースキャスターとは一体、何者なのか!?

                       (文庫見返しより)


報道の形、ということを思わずにはいられなかった。
新聞 対 テレビ はもちろんのこと、テレビの中にも 当然ながら さまざまな伝え方があるのだ。同じ素材でも 切り込み方・味付けによって 見る側には全く別のものになってしまう恐れもあるのだ、と 改めて番組作りの難しさをも思わされた。

そんな中にあって、同じ報道番組のキャスターを10年以上の長きに渡って務めるというのは 並大抵のことではないだろうと容易に察せられる。
ご本人は謙遜して書いておられるが、それは筑紫哲也という人が ご自分の立ち位置を常に明確にしておられるゆえだろう。

それにしても、生放送の報道番組の綱渡り感を毎日しのぐというのは どれほど神経をすり減らすことだろうか・・・と想像すると気が遠くなる。