真相*横山秀夫

  • 2003/12/01(月) 08:12:57

☆☆☆☆・   真相

真相・18番ホール・不眠・花輪の海・他人の家
からなる 中編集。

どの作品にも 人間の気持ちというものの 脆さ 身勝手さが 解り過ぎるほどに描かれている。
自己中心的な心の動き。そして それを非難し蔑む気持ち。
両方を併せ持つのが 人間と言うものだろう。
おそらく 誰でもが経験したことがあるだろうと思われる心の揺れを
見事に目の前に広げて見せてくれる。
泣かせる作家である。

バカの壁*養老猛司

  • 2003/11/24(月) 07:49:43

☆☆☆・・   バカの壁

【バカの壁】とはどんな壁か?
それは 脳に入ろうとする情報の前に 自ら築き上げている【知ろうとしない壁】のことである。

巷で一般的と思われていることも いつのまにか誰かに都合よく歪められたものであるかもしれず
確固たる風に見えていることも 視点を少しずらして見ると 全く逆のことだったり。

人間として生きていく上で 何が本当に大事なことかを考え直すきっかけになる一冊ではないだろうか。

目次を見るだけで 興味をそそられる。一例をあげると
 「話せばわかる」は大嘘
 「わかっている」という怖さ
 感情の係数
 脳内の「リンゴ活動」
 忘れられた無意識
 人間の常識