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新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい*岡崎琢磨

  • 2021/05/06(木) 06:51:36


「あのトイレ、呪われてます!」。経営難で廃業の噂が絶えない崖っぷちホテルで、次々に起こる不可解な事件。おっちょこちょいの新入社員・落合千代子は、なぜか毎回その渦中に巻き込まれることに。イケメンの教育係・二宮のドSな指導に耐えながらも、千代子が事件の真相に迫るとき、宿泊客たちの切ない事情が明らかになる。本格お仕事ミステリ!


お仕事ミステリと呼ぶには、ベルガールの仕事に当てる焦点が緩すぎるのではないかとは思う。新米ベルガール・千代子が崖っぷちホテルを訪れる客や、彼らが抱える事情に巻き込まれてじたばたしながらも、いつの間にか何となく一件落着にもっていっている、という奮闘物語と言った方が当たっているだろう。そこに、素直ではない恋愛エッセンスも加わって、読みやすい一冊になっている。

そこに工場があるかぎり*小川洋子

  • 2021/03/30(火) 18:33:34


作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ。
あのベストセラー『科学の扉をノックする』の工場版ともいえる本です。
幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛がじわじわ心にしみて、
今、日本のものづくりに携わる人々と、繊細で正確な数々の製品のこと、
あなたもきっと、とても愛おしく思うようになるでしょう!
<目次>
細穴の奥は深い (エストロラボ<細穴屋>)
お菓子と秘密。その魅惑的な世界 (グリコピア神戸)
丘の上でボートを作る (桑野造船)
手の体温を伝える (五十畑工業)
瞬間の想像力 (山口硝子製作所)
身を削り奉仕する (北星鉛筆)


小川さんが作った本だなぁ、という感じである。見学する工場のチョイスから、見学中の目のつけ所まで、著者の知りたい欲求にあふれていて、まるで自分が工場内を歩いて見学しているような気分になる。物を作るみなさんの熱さも伝わってきて、出来上がったものが愛おしく思えるようにもなる。愉しい見学ができた一冊である。

コロナと潜水服*奥田英朗

  • 2021/03/06(土) 18:22:56


ある理由で家を出た小説家が、葉山の古民家に一時避難。生活を満喫するも、そこで出会ったのは・・・・・・「海の家」
早期退職の勧告に応じず、追い出し部屋に追いやられた男性が、新たに始めたこととは・・・・・・「ファイトクラブ」
人気プロ野球選手と付き合うフリー女性アナウンサー。恋愛相談に訪れた先でのアドバイスとは・・・・・・「占い師」
五歳の息子には、新型コロナウイルスが感知できる?パパがとった究極の対応策とは(「コロナと潜水服」
ずっと欲しかった古いイタリア車を手に入れ乗り出すと、不思議なことが次々に起こって・・・・・・「パンダに乗って」
以上の表題作を含む五編の作品が 〈巣ごもり苦〉 からも、きっとあなたを救ってくれるでしょう。


どの物語にも超常現象が描かれているのだが、日常の中にさらっと溶け込んでいるので、必要以上にそれを感じさせずに心温まるストーリーになっている。どれもじんわりと胸に沁みて、凝っているものを溶かしてくれるような作用がある。なんでかわからないが、ああこれでいいんだ、と思わせてくれる一冊なのである。

もしかしてひょっとして*大崎梢

  • 2021/02/27(土) 07:50:03


トラブルやたくらみに巻き込まれて、お人好しが右往左往。誤解も悪意も呑み込んで、奇妙な謎を解き明かせ!にぎやかでアイディアに満ちた、6つの短編ミステリ。大崎梢の傑作集!


「小暑」 「体育館フォーメーション」 「都忘れの理由」 「灰色のエルミー」 「かもしれない」 「山分けの夜」

テイストの違う物語たちだが、どれもにそこはかとない哀しみが紛れ込んでいるような気がして、胸がきゅんと切なくなる。ちょっとした違和感や、気持ちのすれ違い、そんなことは日常に数えきれないほどあるが、解きほぐそうとする思いは熱い。人と人とが関わり合うということの難しさと愛おしさがじんわりと感じられる一冊だった。

スキマワラシ*恩田陸

  • 2021/02/24(水) 18:29:57


白いワンピースに、麦わら帽子。廃ビルに現れる“少女”の都市伝説とは?物に触れると過去が見える、不思議な能力を持つ散多。彼は亡き両親の面影を追って、兄とともに古い「タイル」を探していた。取り壊し予定の建物を訪ねるうち、兄弟はさらなる謎に巻き込まれて―。消えゆく時代と新しい時代のはざまで巻き起こる、懐かしくて新しいエンタテインメント長編。再開発予定の地方都市を舞台にした、ファンタジックミステリー。


両親を事故で亡くした散多は、纐纈(こうけつ)散多(さんた)という自分の名前の由来を訊くこともできず、兄・太郎の名前との格差を不思議に思っていた。そして、以前から、ある種の物に触れたときに、残留思念とでもいうようなものが視えるという特質を持っていた。それは兄もよく理解して受け容れてくれている。ある日、古いタイルに触れて、瓦礫のような景色と若いころの両親のような男女を視てから、両親にも関係のありそうな、阿久津ホテルという取り壊されたホテルのタイルが、別の場所に転用されている事実に至り、古物商の仕事のついでに、そのタイルを探し、それとともに、古い建物が取り壊されるときに現れる、夏服の少女の謎も追うことになる。日常のさまざまなちいさなことにもヒントがあり、あちらとこちらをつなぐピースが埋め込まれている。どんなきっかけで、あちらとこちらがつながるのか、つながるとどうなってしまうのか、ドキドキわくわくが止まらなくなる。462ページというボリュームを感じさせないほど、ページを繰る手が止まらなかった。散多の名前の秘密も判り(鶏と卵のようだが)、怖いことが起こりそうでいて、最後はしあわせな気分に包み込まれるような読後感の、読み応えのある一冊だった。

傍聴者*折原一

  • 2021/01/25(月) 10:33:30


交際相手に金品を貢がせ、練炭自殺に見せかけて殺害した牧村花音。平凡な容姿の彼女に、なぜ男たちは騙されたのか。友人を殺されたジャーナリスト・池尻淳之介は、真相を探るべく花音に近づくが…彼女の裁判は“花音劇場”と化し、傍聴に通う女性たちは「毒っ子倶楽部」を結成。花音は果たして、毒婦か?聖女か?裁判が辿り着く驚きの結末とは。「○○者」シリーズ6年ぶりの最新刊!


何やら見覚えのあるような事件がモチーフになっているようで、前半の興味は、もっぱらどう追い込んでいくのかという点だったが、後半になると、いささか様相が変わってきて、それほど単純な事件ではないとわかってくる。それからは、一体この人の正体は?とか、この人たちの関係性は?とか、被告の花音の役割は?とか、興味の向くところが格段に増え、わくわくしながら読み進めることになる。本当に悪いのはいったい誰なのか、読めば読むほどわからなくなってくるのも事実である。闇が深すぎて、そこが見えない印象の一冊だった。

白野真澄はしょうがない*奥田亜希子

  • 2020/12/25(金) 18:24:59


頼れる助産師の「白野真澄」には、美しい妹・佳織がいる。仲の良い姉妹で、東京でモデルをしている佳織は真澄の誇りだったが、真澄にはその妹にも言えない秘密があった…。駆け出しイラストレーター、夫に合わせて生きてきた主婦、二人の男性の間で揺れる女子大生、繊細な小学四年生。同姓同名の「白野真澄」の五者五様のわだかまりと秘密を描く。この世界に同じ名前を持つ人はたくさんいるけれど、どれひとつとして同じ悩みはない。少し頑固で、生きることに不器用な人たちを優しい眼差しで掬いあげる傑作短編集。


年齢も性別も立場も住んでいる場所も、何もかも違う五人の白野真澄の物語である。面白い切り取り方である。同じ名前であっても、当然それぞれが抱える問題はそれぞれに異なっており、自分の名前に対する思い入れもそれぞれなのだが、なんとはなしに、名前の印象による周りの反応には似通ったものがあるような気がするのである。「白野真澄」でなければ成り立たない物語なのだとも思われて、いささか不思議な納得感があったりもする。どの白野真澄さんも幸せになってほしいなと、つい願ってしまう一冊でもある。

焦茶色のパステル*岡嶋二人

  • 2020/12/06(日) 07:19:41


競馬評論家・大友隆一が東北の牧場で銃殺された。ともに撃たれたのは、牧場長とサラブレッドの母子・モンパレットとパステル。隆一の妻の香苗は競馬について無知だったが、夫の死に疑問を抱き、怪事件に巻き込まれる。裏にある恐るべき秘密とは?ミステリー界の至宝・岡嶋二人のデビュー作&江戸川乱歩賞受賞作。


デビュー作とは思えないほどの充実した内容である。殺人事件が起こったことにより、競馬、牧場、それらを取り巻く人間関係に、汚職まで絡み、さらには思ってもいなかったような現実にまで広がりを見せる。物語の展開のスリルと、あることの発見で様相を変える事件の真相が、読者にとっては嬉しい裏切りでもあって興味深い。ただ、被害者の妻・香苗の友人の芙美子の推理力が優秀過ぎるのが、いささか現実離れしている印象かもしれない。とは言え、ハラハラドキドキさせられる一冊だった。

コンピュータの熱い罠*岡嶋二人

  • 2020/11/27(金) 18:37:11


コンピュータ結婚相談所“エム・システム”のオペレータ夏村絵里子はある女性のデータを見たいという客・土井綾子の申し出を断わる。綾子の兄は、エム・システム紹介の女性と新婚旅行中、死亡したのだ。ところが、その綾子は翌日、殺された!疑問を抱いた絵里子はデータを調べるうちに、恋人市川輝雄がエム・システムの会員であることを知り衝撃をうける。さらに、データに重大な秘密が隠されていることに気づく!彼女は同僚古川信宏に相談。彼は、コンピュータに仕掛けられた何かに迫るが、殺されてしまう。謎を追う絵里子。二つの殺人事件の交錯するところにさらに大きな陰謀が…?!何重もの“罠”が読者を魅了するコンピュータ推理の傑作!鬼才の才気あふれる推理作家協会賞受賞第一作!!


1986年の作品である。当時はおそらく最先端だったであろうコンピュータ用語や、データ処理などの用語が出てくるが、現在では別のものに取って代わられているものも多い。そして、関連会社すべてをネットワークでつなぎ、社員の個人情報をつぶさに管理するなど、現在では普通に行われていることのはじまりを覗き見たようでもあって興味深い。とは言え、人間の考えることは、昔も今もあまり変わりがないようで、ずるがしこい奴はいつの時代も狡猾な手を使って自分だけ得をしようとするものである。パソコンが一人に一台の時代でもなく、もちろんスマホなどない時代の物語だが、意外にも古びた印象はそれほどなく、ハラハラしながら先を楽しみに読むことができる一冊だった。

チョコレートゲーム*岡嶋二人

  • 2020/10/08(木) 18:24:36


名門秋川学園大付属中学3年A組の生徒が次々殺された。犯人とされたのは作家・近内の息子の省吾。なぜ事件は起きたのか?なぜ息子は何も言わなかったのか。そこに「チョコレートゲーム」という謎のゲームが浮かび上がる。中学生の生態と親の苦悩も見事に描かれた名作サスペンス。日本推理作家協会賞受賞作。


ほとんど息子とかかわってこなかった作家の近内は、ある日、妻から、中学生の息子の様子がおかしいと聞かされ、さらに、担任教師からも、ここ二週間で何人かの生徒の欠席や早退が急に増えていると知らされる。そのさなかに、同級生のひとりが殺されたことがわかり、当日息子がひと晩中帰ってこなかったこともあって、不安が頭をよぎる。その後の展開は、さらにひどいことになり、結局、息子が逃げられないと思って自殺した、ということで終結する。だが、何か腑に落ちないものを感じた近内の執拗とも言える調査によって、真実があらわにされると、にわかには信じられない思いにとらわれる。親子の葛藤や、友人間の抜き差しならない関係、ほんのひとときの心のよりどころなど、ミステリ要素のほかにも、人間関係について思いを馳せる一冊だった。

さよなら願いごと*大崎梢

  • 2020/07/17(金) 16:33:45


夏休み。琴美の家に、子供たちの謎を解決してくれる青年がやってきた。祥子は想い人から、思いもよらぬ相談を持ちかけられる。沙也香は、それとは知らず、大人たちの「不都合な真実」を掘り起こす。それぞれの謎を追いかけた、それぞれの夏休み。悪意が自分に向けられるとは、想像もしていなかった。意外なつながり、意外な真相。鮮やかに紡がれた長編ミステリ!


読み始めてしばらくは、子ども探偵団にやさしいお兄さんが協力してくれて謎を解くような物語かとおもったが、扱われている題材はかなりシビアなもので、章ごとに、別の場所で違う人たちが、同じ出来事に疑問を抱き、それぞれが調べを進めていく中で、章を追うごとに少しずつすべての人や調査の結果がつながり、さまざまな角度からひとつの事実を明らかにするのである。登場人物が多いので、後半で再度登場する人物がどういう人だったか、時々思い出せなくなることもあったが、物語の流れで、何とか思い出せたりもした。物事の表と裏や、同じ出来事でも、立場や見る角度によってあまりに違って見えることの恐ろしさなど、考えさせられることもいろいろあった。さまざまな誤解も解けたし、新しいつながりも生まれて、まずはよかったと言える後味の一冊だった。

ドミノ in 上海*恩田陸

  • 2020/06/12(金) 16:34:23


イグアナが料理されれば盗賊団が上海に押し寄せ、そこに無双の甘党が上陸。風水師が二色に塗り分けられ、ホラー映画の巨匠がむせび泣くと秘宝『蝙蝠』の争奪戦が始まった!革ジャンの美青年がカプチーノをオーダー、一瞬で10万ドルが吹き飛んだら、上海猛牛号で渋滞をすりぬけ、まぁとにかく寿司喰寧。歯が命のイケメン警察署長が独走し、青年が霊感に覚醒したとき、パンダが街を蹂躙する!張り巡らされた魔術に酔いしれよ!圧巻のエンタテインメント。


読み始めて一瞬で、映像が頭に浮かび、ハラハラドキドキわくわくが止まらなくなるドタバタ活劇である。いくつもの要素が、まったく無関係のはずの人々を、偶然に結び付け、まるでドミノ倒しのように、思わぬ展開に転がっていく。どれ一つでも要素が欠けたり、時間がずれたりしていたら、まったく別の展開になっていただろうと思われるが、それがまたわくわく感を増すのである。映像化するには、莫大な資金が要りそうではあるが、観てみたいものだと思わされる一冊だった。

99%の誘拐*岡嶋二人

  • 2020/05/27(水) 19:04:06


末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには八年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして十二年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。その犯行はコンピュータによって制御され、前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。第十回吉川英治文学新人賞受賞作。


時を隔てて起こった二件の誘拐事件。どちらも、犯人からの細かい指示によって、捜査が撹乱され、まんまと身代金を奪われてしまい、犯人逮捕にも至らないという共通点がある。しかも、どちらにもかかわりのある人物が複数いるのである。一件目は、フェリーを使い、二件目はコンピュータのプログラムを駆使して、捜査陣をけむに巻いている。初出はなんと1988年だという。当時の警察には、まだまだ不得意な領域だったのだろう。現代で起こったとしても、かなり厄介なことになりそうな印象である。次にどう出るか、という興味は尽きず、ハラハラドキドキしながら読み進むことができるのだが、誘拐事件という負の連鎖故か、読後にもやもやしたものが残るのは否めないのが残念ではある。それを置けば、愉しめる一冊だった。

祝祭と予感*恩田陸

  • 2020/02/18(火) 16:17:22


大ベストセラー『蜜蜂と遠雷』、待望のスピンオフ短編小説集!大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。入賞者ツアーのはざま亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノの恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。芳ヶ江国際ピアノコンクールの審査員ナサニエルと三枝子の若き日の衝撃的な出会いとその後を描いた「獅子と芍薬」。作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけになった忘れ得ぬ教え子の追憶「袈裟と鞦韆」。ジュリアード音楽院プレ・カレッジ時代のマサルの意外な一面「竪琴と葦笛」。楽器選びに悩むヴィオラ奏者・奏へ天啓を伝える「鈴蘭と階段」。巨匠ホフマンが幼い塵と初めて出会った永遠のような瞬間「伝説と予感」。全6編。


短編集なのに、一遍一遍があまりにも濃密で、くらっとする。音楽の世界のただなかに放り出されたような、この圧倒的な臨場感はなんだろう。読み進めながらどんどん鼓動が速くなり、何度も呑み込まれてしまいそうになる。この素晴らしい世界を作る彼らの息遣いまで聞こえてきそうな一冊だった。

珈琲店タレーランの事件簿6 コーヒーカップいっぱいの愛*岡崎琢磨

  • 2020/02/04(火) 16:24:10


狭心症を発症し、突然倒れてしまった珈琲店“タレーラン”のオーナー・藻川又次。すっかり弱気になった彼は、バリスタである又姪の切間美星にとある依頼をする。四年前に亡くなった愛する妻・千恵が、生前一週間も家出するほど激怒した理由を突き止めてほしいと。美星は常連客のアオヤマとともに、大叔父の願いを聞き届けるべく調査を開始したが…。千恵の行動を追い、舞台は天橋立に!


いつも割と狭い範囲が舞台となり、タレーラン自体も裏路地の奥にひっそりとたたずむ店なのだが、今作は、まるでトラベルミステリのように、天橋立と浜松とを行ったり来たりすることになる。藻川氏」は狭心症で手術を待つ見だし、途中美星さん自身も何者かに襲われて軽いとはいえ怪我をする。その前には、ひとりこっそり姿を消し、ほんの一時行方知れずになりもする。ただならぬ展開ではある。しかも、久しぶりに会う藻川さんの孫の小原ちゃんと行動を共にすることにもなり、あれこれ番狂わせが起こる。美星さんの頑固で強い一面も垣間見られ、ラストには、思い切った展開もあって、次がまた楽しみである。相変わらずおいしいコーヒーが飲みたくなるシリーズである。