会話の心理術*多湖輝

  • 2003/08/30(土) 14:17:34

☆☆☆・・

小説の合間には 実用書も。

――なぜ、同じ言葉で「効果」がこれだけ違うのか――

という表紙の一文に惹かれて読んでみた。
言葉の使い方ひとつで 進む道が少しずつ変わること
現実に在るかもしれない。
【物は言いよう】とは よく言ったものだ。

自分が 聞き上手にも 話し上手にもなれないのは
潜在的なコンプレックスの所為だということを 再認識。

  会話の心理術―なぜ、同じ言葉で「効果」がこれだけ違うのか

月の裏側*恩田陸

  • 2003/08/29(金) 14:15:57

☆☆・・・

タイトルに惹かれて 手に取った 未体験作家さんの一冊。

読みはじめは なんだか時代がかった話かな という感じだったのが
あるところから急に ホラーに。ちょっと びっくりしてしまった。

【盗られる】ことが 何を意味するのか 私にはあまりよく解らない。
人間が 心の奥底で ほんとうに望んでいることを 目の前に見せようとしたのか?

はじまりはちょっと硬く しばらくして 期待が大きく膨らみ 途中から よくわからなくなってきた。
というのが 正直なところ。

月の裏側

ただ 多聞さんのキャラは 魅力的。

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林檎の木の道*樋口有介

  • 2003/08/28(木) 14:12:11

☆☆☆・・

元恋人が自殺。しかも彼女は 自殺するタイプではなかった。
葬式の日 彼女と同じ幼稚園に通っていたことを初めて知り
何かに揺さぶられ 真相を探り始める。
高校生 広田悦至の 夏休み。

夏休みの気だるさ、普段と違う時間の流れ、喧騒。
制服を脱いで少年少女になった高校生の ちょっぴり不安定な姿。
そんな風なものが その時代を通り過ぎてきた私には 懐かしい 甘酸っぱい感じだった。
拗ねたように生意気ぶりつつ 由実果の死の真相を知ろうとする悦至が
何故か爽やかに頼もしく思えた。

  林檎の木の道

こうばしい日々*江國香織

  • 2003/08/27(水) 14:10:05

☆☆☆・・

アメリカ育ちの ダイ こと大介の日常を綴った作品。

アメリカ生活がダイよりも短い姉 麻由子との
アメリカやアメリカ人についての 感じ方の違い。
いぇ、日常生活の全てにおいての 発想の仕方の違いに
興味深いものがありました。

私としては 江國作品の中では 少しもの足りない感じでした。

  こうばしい日々

ひとりのはらに

  • 2003/08/26(火) 14:07:18

☆☆☆☆☆

写真=若林浩樹 と 詩=斉藤そよ のコラボレィション作品。

ニセコに暮らすおふたりの奏でる素敵なフォトポエム。

手にしたとたん ほんゎかあたたかい気持ちになれる一冊。
小さなものに目を向ける おふたりのやさしいまなざしを
そこここに感じられて 一緒にお散歩している気分。

アルジャーノンに花束を*ダニエル・キイス

  • 2003/08/25(月) 13:56:52

☆☆☆☆・

知ることは ほんとぅにしあわせなことなのだろうか。
知らないことは 人を不幸にするのだろうか。
そんなことを 考えさせられた作品。

知ってしまった不幸、知らずにいられた幸福。
生きていく道筋には きっと たくさんあるはず。

それでもなお チャーリー・ゴードンにとって
知ることは無駄ではなかった と 思いたい。

できることなら 彼にこう問い掛けてみたい。

「チャーリー。今 しあわせ?」

アルジャーノンに花束を