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ジェシカが駆け抜けた七年間について*歌野晶午

  • 2007/02/20(火) 17:21:12

☆☆☆・・

ジェシカが駆け抜けた七年間について ジェシカが駆け抜けた七年間について
歌野 晶午 (2004/02/06)
原書房

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カントクに選手生命を台無しにされたと、失意のうちに自殺したアユミ。ジェシカは自分のことのように胸を痛め、カントクを憎んだ。―それから七年、ジェシカは導かれるように、そこへやって来た。目の前には背中を向けてカントクが立っている。ジェシカは側にあった砲丸に手を添える。目を閉じるとアユミの面影が浮かび上がる―。死んだ彼女のためにしてやれることといえば、もうこれしかないのだ。


著者お得意の手法、と言っていいだろう。『葉桜の季節に君を想うということ』と着想は似ていなくもない。
なので、『葉桜――』を読んでいる読者には、エチオピア暦を日常の暦として使っているジェシカが主人公になっている時点で、ある程度先が読めてしまうのが残念と言えば残念かもしれない。
だが、歌野さんのこの一筋縄ではいかなさは やはりいい。

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