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10センチの空*浅倉三文

  • 2007/02/21(水) 09:27:49

☆☆☆☆・

10センチの空 10センチの空
浅暮 三文 (2003/12/17)
徳間書店

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大人になる。そうなのだ。空を飛ぶ仲間の合言葉。空を飛ぶための呪文。「大人になっても僕は空を飛ぶことを忘れません。そして大人になっても僕は空を飛ぶ仲間のことを忘れません…。」 ほろ苦くも切ない青春ファンタジー。


大学四年生の川原敏也は、卒業後何をしたいのか判らず就職活動にも身が入らない夏をすごしていた。そして、頭の上に何か重いものが乗っていて浮き上がれずにいるというもどかしい夢を再三みるようになっていた。
そんなとき、夏野めぐみがパーソナリティを務めるラジオ番組を聴いているときに突然過去にタイムスリップしてしまう。

空を飛びたいと心底願う仲間に自分の飛ぶ力を半分 分け与えられるのだという。敏也も幼い日に出会った少年からその力をもらい、10センチだけ空を飛べるようになったのだった。
新しい世界に飛び出していこうとするときに、心に重く凝った過去の悔い。夢は、なんとかして重荷から抜け出して前へ進もうとする敏也のもがき故だったのだろう。
大人になるために、子どもの心で約束を果たそうとする敏也の想いが温かな涙を誘う一冊。読み終えて、ほんの少し軽くなった心地がする。



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今日何読んだ?どうだった??

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「10センチの空」 浅暮三文

10センチの空posted with 簡単リンクくん at 2006. 5.24浅暮 三文著徳間書店 (2003.12)この本は現在お取り扱いできません。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る

  • From: 今日何読んだ?どうだった?? |
  • 2007/02/21(水) 16:39:57

この記事に対するコメント

このお話、あまり有名じゃないんですけれどじんわりといいですよね。好きだ!って自分で感想書いておきながら、記憶がおぼろげなのがくやしいです。

  • 投稿者: まみみ
  • 2007/02/21(水) 16:41:12
  • [編集]

そうそう、じんわりといいですね。
10センチ飛べるっていう辺りも
なんだかありそうな気がしちゃうし。
感覚は過去に戻れても何も働きかけられないところも、安易過ぎずによかったです。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/02/21(水) 17:08:10
  • [編集]

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