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直線の死角*山田宗樹

  • 2007/05/02(水) 17:19:48

☆☆☆☆・

直線の死角 直線の死角
山田 宗樹 (2003/05)
角川書店

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注目の作家・山田宗樹の第18回・横溝正史賞受賞作、待望の刊行!!

企業ヤクザの顧問を務める弁護士・小早川の事務所に、あらたな事務員として紀籐ひろこが採用される。その当時、小早川事務所は二件の交通事故の弁護を同時に引き受けていた。一件は謝罪の意思の無い加害者の弁護。もう一件は死亡現場に警察の見つけていない証拠の残された事件であった。素人同然のひろこは難航していた二件の糸口を見つけだす。才能あるひろこに次第に惹かれていく小早川であったが、身元を調査した結果は…。究極の女性を好きになった男の深き苦悩と愛情の物語。


まずキャラクターの設定に惹きつけられる。正義の味方とはお世辞にも言えないが一家言ある弁護士の小早川、彼が顧問を務めるヤクザ企業の社長・永田、そして パート事務員として小早川弁護士事務所に新しく雇われた紀藤ひろこなど。それぞれがそれぞれにいい味を出している。
そして、交通事故の被害者と加害者からの別々の依頼がたまたま重なったという設定も自然で無理がなく、しかも互いを補い合って見事である。
内容紹介では、愛情物語のように書かれているが、ロマンスの味付けはあるものの、ミステリとしての謎解きの愉しみもたっぷりと味わえる。

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