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痾(あ)*麻耶雄嵩

  • 2007/06/09(土) 16:40:15

☆☆☆・・

痾
麻耶 雄嵩 (1995/05)
講談社

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大破局(カタストロフィ)のショックで部分的記憶喪失に陥った如月烏有(きさらぎうゆう)は、寺社に繰り返し放火して回復を企る。だが焼け跡には必ず他殺死体が発見され、「次は何処に火をつけるつもりかい?」との脅迫状が舞い込む。誰が烏有を翻弄しているのか? 烏有に絡む銘探偵メルカトル鮎の真の狙いは? ミステリに遊戯(ゆげ)する若き鬼才の精華!


前作『夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)』を読んでいないのだが、その続編になる物語のようである。メルカトル鮎シリーズとでもいうのだろうか。
前作の恐ろしい体験の記憶を失くした如月烏有は、割り切れない気分のまま正社員に登用もされて日々を暮らしている。そんな中で起きる連続放火殺人事件である。この事件を通して烏有の記憶が戻るのか、と期待しながら読んだのだが、どうもそうではない。デビュー作で連続殺人の犠牲になったメルカトル鮎も登場するが――デビュー作と本作は時系列順ではなかったようだ――この銘探偵はどうも、自分では真相を見抜いていながら 警察に協力して事件を解決しようという気は持ち合わせていないようである。風貌だけでなく 一風変わった探偵である。
物語自体も少しばかり掴みどころがない感じである。

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