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月光*誉田哲也

  • 2007/06/25(月) 12:52:43

☆☆☆☆・

月光 月光
誉田 哲也 (2006/11)
徳間書店

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夜の学園にピアノ・ソナタ第14番が流れたとき、罪は生まれた!
お姉ちゃんは殺された、同級生の男子に。偶然のバイク事故に見せかけて、殺されたんだ。美しくて、優しくて、心の真っ白な人だった。お姉ちゃんの死の真相は、あたしがはっきりさせる―。
姉の死の真相を知るため、同じ都立高校に進んだ結花。だがそこには、覗いてはならない姉のおぞましい秘密が-。学園の闇、罪と罰を描く書下ろし長篇。


ピアノ・ソナタ「月光」の静謐な調べにのせて読みすすむにはあまりにも醜く歪みひどくおぞましい一連の出来事である。
バイク事故――警察はそう判断した――で死んだ姉の死の真相を知りたいという妹・結花の一念がなければ、加害者――直接的にも間接的にも――たちですら自分がかかわった部分の断片しか知らず、本当に何が起こり、誰がどんな気持ちでいたのかさえ解き明かされることはなかったのだと思うと、捜査――特に少年犯罪の――の杜撰さと怖さとを思い知らされる。
結花は、ただ大好きな尊敬する姉の死の真相を知りたかっただけの妹は、この先決して忘れることのできない惨い真実を背負ってしまったが、負けずに自分の人生を生きて欲しいと願わずにはいられない。



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じゃじゃままブックレビュー
しんちゃんの買い物帳

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月光 誉田哲也著。

こういうの、ね~~~~。誉田氏っていかにも書きそうだよ。 一瞬、重松氏の「なぎさの媚薬」か?それともこの壊れ具合は垣根作品か?って思ったけど、そうだよ、誉田氏も、いかにも書きそうなタイプ。「ジウ」の時から、こういう作風は垣間見れてたもんね。 学校や妹からも憧れ

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2007/06/26(火) 17:32:12

「月光」誉田哲也

月光誉田 哲也 (2006/11)徳間書店 この商品の詳細を見る野々村結花は亡き姉の死の真相を探るため、姉と同じ学校に入学し同じ写真部に入部する。姉の涼子は、同級生の菅井清彦にバイク事故に見せかけて殺されたと考えたのだ。

  • From: しんちゃんの買い物帳 |
  • 2007/06/26(火) 18:01:55

この記事に対するコメント

読んだのですね~。
私は、この作品に関してはどうも内容がないよ~、と思えて仕方なくて。あっち?の印象しか残ってません。(爆)

誉田氏の新作「ソウルケイジ」は切なかったけど、よかったです。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2007/06/26(火) 17:35:55
  • [編集]

こんにちは。
この本はえぐかったー。
自分には少々荷が重すぎました。
ふらっとさんは楽しめました?

  • 投稿者: しんちゃん
  • 2007/06/26(火) 18:06:05
  • [編集]

>じゃじゃままさん
確かに、目を覆いたくなる描写が多かったですね。
『ソウルケイジ』は、図書館に予約中です。
たのしみに回ってくるのを待ちますね。

>しんちゃん
もちろん愉しめませんでした。
憤ったり、嘆いたり、震えたりし通しでした。
でも、結花の一念のおかげで
一生暴かれなかった悪事が暴かれ
まんまと逃げ延びようとするずるい者たちを罰の場に引きずり出せたことはよかったと思います。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/06/26(火) 18:40:05
  • [編集]

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