fc2ブログ

最愛*真保裕一

  • 2007/07/04(水) 17:12:52

☆☆☆・・

最愛 最愛
真保 裕一 (2007/01/19)
新潮社

この商品の詳細を見る

十八年間音信不通だった姉が、意識不明で救急病院に搬送された。重傷の火傷、頭部の銃創。それは婚姻届を出した翌日の出来事だった。しかも、姉が選んだ最愛の夫は、かつて人を殺めた男だという……。姉の不審な預金通帳、噛み合わない事実。逃げる男と追う男。「姉さん、あなたはいったい何をしていたんだ……」慟哭の恋愛長編。


冒頭の幸福感にあふれたシーンから一転、両親の事故死によって別々に育ち、ある事情で長い間音信不通に等しかった姉・千賀子の重態の報せ。その後の畳み掛けるような状況説明・・・・・。この辺りまではとてもテンポがよく、次の展開に興味津々だったのだが、弟・悟郎が経緯を調べ始め 次々と過去のあれこれが明るみに出されるにつれて、段々と都合のよさばかりが目立ってきたような気がする。なんとなく完全燃焼できなかったような中途半端な読後感である。




V
V

TB
じゃじゃままブックレビュー

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最愛 真保裕一著。

久しぶりに真保氏の、なかなか深みのある作品を読んだ気がした。サスペンスなのに人間ドラマだった東野氏の「使命と魂のリミット」、人間ドラマのようでサスペンスの「最愛」。 比べるのは卑怯な気もするけど、「最愛」に軍配が上がるでしょうね。 最後まで全然予測がつか

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2007/07/05(木) 13:50:31

この記事に対するコメント

なにがあったんだ!?っていう盛り上げ方は最高だったのですが、あの弟の推理がいちいち当ってることにイライラしました。(苦笑)
それに、姉のキャラにも共感できないのも痛かったです。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2007/07/05(木) 13:52:31
  • [編集]

姉も弟も
イマイチよくつかみきれませんでした。
前半はよかったのになんだかもったいないですね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/07/06(金) 07:24:26
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する