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レインツリーの国*有川浩

  • 2007/07/30(月) 17:25:20

☆☆☆☆・

レインツリーの国 レインツリーの国
有川 浩 (2006/09/28)
新潮社

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きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。しかし、かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった…。メディアワークス刊「図書館内乱」の中に登場する書籍「レインツリーの国」が実物となった。


『図書館内乱』から生まれた本、というので興味をそそられたのだが、それがなかったとしても立派に独り立ちした物語である。著者ご自身の体験(夫君を介して)や丁寧な取材によって上っ面だけで終わらない内容になってもいるのではないかと思われる。
人と人との係わり合いにおいて、聴力障害者の苦悩はもちろんのこと、健聴者の悩みにまで触れているのに、著者の思いの深さが感じられる。難聴者と健聴者のつきあい、ということ以上に、関係性を決めるのは人として個性と個性とのつきあいなのだ、ということを思わされる。



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粋な提案
じゃじゃままブックレビュー

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レインツリーの国 有川浩

装幀は新潮社装幀室のはず。なぜかすべて横文字で、photograph by Takashi Otaka.design by Shinchosha Book Design Divisionとなっています。雰囲気作り?書き下ろし。関西出身で東京の会社へ就職して3年の向坂伸行は、中

  • From: 粋な提案 |
  • 2007/07/31(火) 16:35:55

レインツリーの国 有川浩著。

《★★★☆》 今更ながら読みました。 ちょっとずるして、あとがきから読んでしまったので、聴覚障害の女の子との恋愛話だってことを分かった上で、でも、先に知ってしまうと、逆にお涙ものかな、なんて構えてしまったんだけど・・・。 詰めが甘かった。つい、娘の習い事…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2013/10/18(金) 22:09:26

この記事に対するコメント

簡単に越えていけないデリケートな問題を挟んだふたりの気持ちがすごく伝わってきました。
そして、自分が知らないことが世の中にはまだたくさんある、
ということを思い知らされて深く考えさせられました。

  • 投稿者: 藍色
  • 2007/07/31(火) 16:35:43
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いままで無意識にしてきたことを振り返ってみて
知らずに誰かを苦しめることをしていなかったか
ちょっと不安にもなりました。

ひとみと伸、どちらの言い分もうなずけるところがあって
それなのにすれ違ってしまうのも切なくて・・・。
いろいろ考えさせられました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/07/31(火) 17:11:15
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今更ながらですが、ようやく読んで。
うっかりマックで読んでしまって、涙隠すの大変でした!!
ひとみの言葉にも伸の言葉にも、ハッとしましたね。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2013/10/18(金) 22:13:21
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うっかり外で読むと大変なことになる本の一冊でしたね。^^;
人は、自分が経験したこと以外はほんとうには解っていないのだということを、改めて思い知らされて、ちょっと戸惑いもありました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2013/10/19(土) 06:24:17
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