FC2ブログ

向日葵の咲かない夏*道尾秀介

  • 2007/08/06(月) 10:13:45

向日葵の咲かない夏向日葵の咲かない夏
(2005/11)
道尾 秀介

商品詳細を見る

明日から夏休みという終業式の日、小学校を休んだS君の家に寄った僕は、彼が家の中で首を吊っているのを発見する。慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、なぜか死体は消えていた。「嘘じゃない。確かに見たんだ!」混乱する僕の前に、今度はS君の生まれ変わりと称するモノが現れ、訴えた。―僕は、殺されたんだ。半信半疑のまま、僕と妹・ミカはS君に言われるままに、真相を探る調査を開始した。


書かれていることを書かれていることとしてそのまま受け取ってはいけないのだ、と思い知らされた一冊でもあった。途中何度も「先入観を捨てろ」と自分に言い聞かせながら読み進めたのだが、それでも何度だまされただろう。
最後の章「ほんとうの終わり」の中のこの一文が絶妙に言い表している気がする。

僕だけじゃない。誰だって、自分の物語の中にいるじゃないか。自分だけの物語の中に。そしてその物語はいつだって、何かを隠そうとしてるし、何かを忘れようとしてるじゃないか」

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

はぢめまして

いつも拝見するばかりでした。かつきねえさんのところからお邪魔しています。
道尾氏の小説は全体に少しくらいのですが、「考えさせるひっかかり」のようなものを多く配置しているので、いいですね。
ずらりと並んだ作家リストを見て、好みが重なる作家さんも、名前さえ知らない作家さんもあります。
これからもちょくちょく寄らせてもらいます。

  • 投稿者: チョロ
  • 2007/08/08(水) 05:13:59
  • [編集]

チョロさんようこそいらっしゃいませ♪

ホラーは苦手なので、道尾さんは初読みだったのですけれど
ちょっと追いかけてみたくなりました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/08/08(水) 06:45:32
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する