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コドモノクニ*長野まゆみ

  • 2007/08/07(火) 13:12:41

☆☆☆☆・

コドモノクニ コドモノクニ
長野 まゆみ (2003/04)
河出書房新社

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「これから三十一年たつと 二十一世紀になるんだって」

「マボちゃんは、何になりたいの。なりたい仕事があったら、黙ってるのよ・・・・・
誰にも云わないでいると、きっと希みが叶うわよ」

チロリアンテープ、四つ葉のクローバー、ギンガムチェック、フィンガービスケット、万博、新幹線・・・・・
“未来”があった時代の子どもたちが甦る待望の連作小説。


「小鳥の時間」「子どもだっていろいろある」「子どもは急に止まれない」の三章からなる。

最初から最後までエッセイだとばかり思って読んでいたのだが、読み終えて帯を読むと「連作小説」とあってびっくり。小説だったのだ。
だが、著者とほぼ同年代のわたしにとっても、ここに書かれていることは懐かしく思い出されることが多く、漠然とだったにしろいろいろな未来が疑いようもなく開けていたあのころが甦ってくるのだった。まるで色や匂いや手触りまでもがあの時代そのままで、自分が子どもにかえって物語の世界にいるような心地になった。

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