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やっとかめ探偵団と殺人魔*清水義範

  • 2007/09/01(土) 13:33:05

☆☆☆☆・

やっとかめ探偵団と殺人魔 やっとかめ探偵団と殺人魔
清水 義範 (1996/03)
光文社

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“見知らぬ男が、見知らぬ家で自殺する”―名古屋は中川区の一角で、どえりゃー事件が発生した。たちまち、波川まつ尾(74歳)が営む駄菓子屋には、情報屋・婆ちゃんたちが押し寄せ、蜂の巣をつついたよう。さらに、恐怖の連続殺人魔が出現。まつ尾をリーダーとする姥桜探偵団は、町内探索に飛びだした…。名古屋を知るための生きた教材。清水ワールドの原点。


このシリーズははじめて読んだのだが、実に名古屋人・清水義範ここにあり、という名古屋パワー全開の作品である。面白い。
だが、ただ面白いばかりではない。登場するお婆ちゃんたちのキャラクターがそれぞれ味があり、みんな生き生きしているのである。年寄りだからってくったりなどしていない。却って若者よりもパワフルに生きている。情報網は細かいし、世情にも長けていて、その上年の功で人の心の機微もよく判る。一遍に名古屋贔屓になってしまう一冊である。

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