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午前零時

  • 2007/09/21(金) 17:15:14


午前零時午前零時
(2007/06)
鈴木 光司

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今夜、運命は変わる、変えられる。豪華執筆陣が、イタズラな世界の24時×13夜を描いた掌編小説集。

長針と短針が交わる真夜中の1秒間、運命へのカウントダウンが始まった――鈴木光司、坂東眞砂子、朱川湊人、恩田陸、貫井徳郎、高野和明、岩井志麻子、近藤史恵、馳星周、浅暮三文、桜庭一樹、仁木英之、石田衣良――大注目の新鋭から超人気作家まで、13人の豪華執筆陣が描く、悲劇のようで奇跡のようなミッドナイト・ストーリー。


  「ハンター」 鈴木光司
  「冷たい手」 坂東眞砂子
  「夜、飛ぶもの」 朱川湊人
  「卒業」 恩田陸
  「分相応」 貫井徳郎
  「ゼロ」 高野和明
  「死神に名を贈られる午前零時」 岩井志麻子
  「箱の部屋」 近藤史恵
  「午前零時のサラ」 馳星周
  「悪魔の背中」 浅暮三文
  「1,2,3、悠久!」 桜庭一樹
  「ラッキーストリング」 仁木英之
  「真夜中の一秒後」 石田衣良


実にさまざまな午前零時があるものである。日付が変わる瞬間の午前零時という瞬間は、ほかのどの時間とも違う特別なものを含んでいるような気がする。
恩田陸さんの「卒業」は既読だが、これはこのなかでは飛びぬけて異質である。ちょっと苦手。
午前零時を越えるがすこしだけ怖くなりそうなちょっぴり不思議な物語たちである。




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粋な提案

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午前零時 鈴木光司ほか

装幀は新潮社装幀室。アンソロジー。 目次・ハンター:鈴木光司/冷めたい手:坂東眞砂子/夜、飛ぶもの:朱川湊人/卒業:恩田陸/分相応:貫井徳郎/ゼロ:高野和明/死神に名...

  • From: 粋な提案 |
  • 2007/09/27(木) 17:29:32

この記事に対するコメント

久しぶりです

道尾さんのところでコメ入れて以来です。競作短編集は読み応えのあるものが多いですね。ただ、好みや実力の差がはっきりしていると、興ざめになるかも…
私としては、比較的好みの作家さんが多かったのですが、それが皆期待通りの作品だったか?と云えば、なかなかそうもいかないところがおもしろいところです。
高野さんの作品が、期待以上によかったのは収穫。

  • 投稿者: チョロ
  • 2007/09/23(日) 05:58:51
  • [編集]

わたしも好きな作家さんが多かったです。
高野さんの『ゼロ』よかったですね。最後の最後でぞくりとさせられました。
貫井さんの『分不相応』は貫井さんにしては捻りがなくて、期待した分すこしばかり拍子抜けだったかなぁ・・・。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/09/23(日) 08:15:47
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私も恩田さんの「卒業」は既読ですが、「朝日のように~」で既読の順位を下げたら皆さんの評価がよかったので、これを1位にしています。
でも恩田さんでこんなに正面からのホラーも珍しい気もします。
全体的に期待しなかった作家さんのほうが、楽しめた感じでした(失礼?)。

  • 投稿者: 藍色
  • 2007/09/27(木) 17:29:05
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「卒業」、ここまで筋金入りの気味悪さだと、ちょっと退いてしまいました。
たしかに、期待しない作家さんのほうが愉しめたかも・・・。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/09/27(木) 17:59:29
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