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ちんぷんかん*畠中恵

  • 2007/09/24(月) 16:55:24


ちんぷんかんちんぷんかん
(2007/06)
畠中 恵

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若だんなと鳴家の三途の川縁冒険譚に、若き日のおっかさんの恋物語、兄・松之助の縁談に気になるあのキャラも再登場で、本作も面白さ盛りだくさん!

大好評「しゃばけ」シリーズ第六弾!


表題作のほか、「鬼と小鬼」「男ぶり」「今昔」「はるがいくよ」

今回はもう冒頭から三途の川を渡りかける勢いの若だんなである。ひ弱な若だんなの面目躍如(!)とでも言ってしまいたいくらいのものである。回を重ねるごとに、健康体になるどころかどんどんひどいことになっているような気がするのは多分わたしだけではないだろう。
やっとこちら側に戻ってきたと喜んだのも束の間、なにやら浮かない様子の若だんななのであった・・・・・。
今作の若だんなの悩みのテーマは「別れ」だろうか。さみしさや切なさをいままでに増して強く感じているのは、ずいぶんと大人になったせいかもしれない。しかもいままでは、兄やたちの自分に対する気持ちをありがたく思いながらもどこか鬱陶しく思うこともあったのに、大切な人を失う悲しみを自分の悲しみ・切なさとして捉えることができたのである。またひとつ懐が深くなった若だんなである。
初めて聞く 若だんなの母・おたえと父・藤兵衛の馴初めもほほえましい。




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粋な提案

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ちんぷんかん 畠中恵

装画・挿画は柴田ゆう。装幀は新潮社装幀室。週刊新潮・小説新潮2007年1月号~4月号と新潮ケータイ文庫同年5月15日~6月14日配信(「はるがきた」)。「しゃばけ」シ...

  • From: 粋な提案 |
  • 2007/09/27(木) 17:38:25

この記事に対するコメント

この物語のキーワードは「安心感」って思ってましたけど…
若だんなの新たなテーマで変化がありましたね。
ちょっと切なかったです。

  • 投稿者: 藍色
  • 2007/09/27(木) 17:38:14
  • [編集]

若だんなも、ただ鳴家たちと遊んでいればいい子どもじゃなくなって
周りのことにもあれこれと気を配る年頃になってきたのですね。
丈夫ではないからこその切なさもありました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/09/27(木) 18:34:00
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