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遊戯*藤原伊織

  • 2007/10/04(木) 19:39:13

遊戯 遊戯
藤原 伊織 (2007/07)
講談社

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追悼・藤原伊織。最後の謎。作家は何を企んでいたのか。著者が闘病中も書き続けた表題作と、遺作となった中編「オルゴール」を収録。ネット上の対戦ゲームで出会った男と女。正体不明の男に監視されながら、2人は奇妙に繋がり合っていく。


遊戯、帰路、侵入、陽光、回流、と進んできた連作はここで途切れている。いやでも興味をそそられる導入部を終え、これから謎がひとつひとつ解き明かされていこうというところで幕は下ろされてしまったのだ。この先にどんな物語が続くのかは、読者それぞれが想像するしかないのである。著者の頭の中には、いったいどんなストーリーが眠っていたのだろう。知り得ないだけに切実に知りたくもある。残念としか言えない。

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この記事に対するコメント

残念です

私もすごく残念です。古くは向田邦子氏、最近では野沢尚氏、そして藤原氏と才能に満ち溢れた人の死には、愕然と云うより途方にくれてしまいます。
しかし名作を残してくれ、それに接することができるだけでも、幸運だと思わなければならないでしょうね。

  • 投稿者: チョロ
  • 2007/10/05(金) 06:05:22
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おっしゃるとおりですね。
未完になってしまった本作も
せめていつまでも余韻を愉しみたいと思います。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/10/05(金) 06:40:10
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