FC2ブログ

影踏み*横山秀夫

  • 2004/03/19(金) 14:05:30

☆☆☆☆・


深夜寝静まった民家に忍び込み現金を盗み出す泥棒のことを警察用語で「ノビ」という。
ノビの真壁=ノビカベ がこの物語の主人公。
15年前のある事件を境に 真壁は法を捨てた。

死んだ時から真壁修一の頭の中に住み続ける双子の弟啓二。
その啓二の他人には聞こえない声に助けられながらさまざまな謎を明らかにするために走り回る真壁。

真壁にとって啓二の存在とは何だったのだろうか。きっと影だったのだ。
人は誰も自分の影を踏まれまいとして生きているのかもしれない。
日陰に入って見えなくなったように思えても 一歩日の中に出て行けば どこまでも着いてくる影。逃れることのできない自分の影を踏まれないようにして生き延びなければならないのだ。きっと。

それにしても 警察と昔気質の腕一本で稼ぐ泥棒たちの関係たるや ホームズとルパン、銭形警部とルパンⅢ世 のごときあたたかき信頼関係――と言ってしまっては身も蓋もないが――で結ばれているようで 羨ましくさえ思えてしまうのはなぜだろう。


V
V

TB
本を読んだら・・・byゆうき
たりぃの読書三昧な日々

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

影踏み 横山秀夫

影踏み横山 秀夫 祥伝社 2003-11by G-Tools主人公は“ノビ師”の真壁修一。空き巣ではなく、夜、人が寝ている家に忍び込む泥棒。基本はハードボイルド。でも、修一は、亡くなった双子の弟を自分のうちに宿しており、会話をする事ができる、というファンタジックな設定もあ

  • From: IN MY BOOK by ゆうき |
  • 2006/01/11(水) 01:06:42

「影踏み」(横山秀夫著)

 今回は 「影踏み」 横山 秀夫著 です。

  • From: たりぃの読書三昧な日々 |
  • 2006/07/31(月) 20:23:38

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する