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月の涙とアルゼンチン*竹内佐知子

  • 2007/12/19(水) 17:15:23


月の涙とアルゼンチン―南米移住悲喜劇を越えて月の涙とアルゼンチン―南米移住悲喜劇を越えて
(2004/04)
竹内 佐知子

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日本から最も遠い国、南米アルゼンチンへ旅と自由を愛する家族が移住した。首都ブエノスアイレスで異邦人が織りなすドタバタな日常、そして、突然の悲劇…。現地の食と音楽、生活文化をふんだんに盛り込んだ南米移住顛末記。


佐知子さんが裕二さんと出会った1985年、その後こんな未来が待ち受けていようとは彼らだけでなく誰も思わなかっただろう。生きることを全身全霊で愉しんだ裕二さんと、彼の大きさに包まれ守られて共に過ごし、世界を広げてこられた佐知子さん。おふたりが共に生きた二十年足らずの月日のなかには、なんと数え切れないほどの運命的な出会いと教示があったことだろう。扉を閉ざしたままでいたら見ることのできなかった景色を、ひとつまたひとつ扉を開けて目にしてきたことだろう。突然の裕二さんの死という悲劇に遭っても、その扉を閉ざさず さらに新しい扉を開き続ける佐知子さんに声援を送りたい心地である。
アルゼンチンでの人々の暮らしぶりにも興味を誘われる。





はじまり

       第一章 旅の始まり

青い顔してネパールで

 一九八五年二月、私は友人の周子と共に念願のアジア旅行に旅立った。私にとって初めての海外旅行だった。新幹線に乗ることも成田空港での手続きも税関も初めてで、何もかもがうれしくて、ドキドキして十代の少女のような気分だった。

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