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いつか陽のあたる場所で*乃南アサ

  • 2007/12/24(月) 17:05:47

いつか陽のあたる場所でいつか陽のあたる場所で
(2007/08)
乃南 アサ

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ご近所の噂話にビクリとし、警官の姿を見てはドキリとする。
ワケあって下町は谷中で新生活を始めた芭子と綾香。
二人に降りかかる霧はいつの日か晴れるのだろうか。
熱烈な支持を集めた新シリーズ、単行本でいよいよ登場!


内容紹介にある「ワケ」とは、実は芭子と綾香が刑務所仲間だったということである。ホストに入れあげ、昏睡強盗を繰り返した芭子は、家族にも縁を切られ必要以上にビクビクと日陰を選ぶようにして暮らし、度重なる夫のDVが生まれたばかりのわが子に及びそうになり、思わず首を絞めて殺してしまった綾香は、明るくエネルギッシュに前向きに生きている。それでも、何のこだわりもなく話せるお互いはお互いにとってかけがえのない存在である。
近所のトラブルメーカーの老人夫婦、芭子の雇い主のマッサージ治療院の院長、綾香の職場の若い先輩パン職人、そしてなんと『ボクの町』『駆け込み交番』でお馴染みの高木聖大も交番の新入り巡査として登場するのである。彼らとのかかわりもハラハラドキドキさせられもして興味深い。
いつか陽のあたる場所でふたりが屈託なく笑える日はくるのだろうか。胸の中の闇がなくなることはないだろうが、少しでも前向きに生きられるようになることを祈らずにいられない。




はじまり

      同じ釜の飯
          1

 一昨日から食べ続けていて、まだなくならない肉じゃがを温め直していたら、玄関の方でリン、リンと微かな音がした。おそらく何十年も前から玄関ドアに取りつけたままなのに違いない、古い真鍮製のベルの音だ。このベルは、ちょっとの振動にも敏感に反応して、ささやかな音をたてる。




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じゃじゃままブックレビュー

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いつか陽のあたる場所で 乃南アサ著。

じゃじゃ~~ん、出ました、乃南アサ氏の新刊。そしてサプライズなゲスト!? タイトルの「いつか陽のあたる場所で」ってところからして、芭子と綾香の過去は想像つきつつも、まさかと思ったら、本当だった。 東京・下町、谷中ってところは、隣の家のこともよく知っていて、...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2007/12/27(木) 22:06:04

この記事に対するコメント

聖大の登場は嬉しかったですね!ま、恐らく失恋でしょうけど。(爆)
まだまだ続編が期待できそうで、すごく楽しみです。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2007/12/27(木) 22:07:49
  • [編集]

ほんとうに、思ってもいなかったので
思わずにこにこしてしまいました。
ぜひ聖大のシリーズとリンクさせてシリーズ化して欲しいです。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/12/28(金) 07:00:25
  • [編集]

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