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探偵は今夜も憂鬱*樋口有介

  • 2007/12/30(日) 16:37:23

探偵は今夜も憂鬱探偵は今夜も憂鬱
(1996/03)
樋口 有介

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愡れた女の数だけ無理難題を背負い込む男・柚木草平は、時に探偵の依頼もこなす元刑事のルポライター。エステクラブを経営するマダム、トップ女優、雑貨ショップの美人オーナー…。謎には強いが、女にゃからきし弱いハードボイルド探偵が解きあかす「憂鬱な事件」三話を収録。超人気シリーズ第三弾。


「雨の憂鬱」 「風の憂鬱」 「光の憂鬱」の三話。
相も変わらず柚木の懐は薄ら寒く、どうしようもなくなりそうになるとどこからか事件の話が舞い込むことになっているようである。今回の三話もいずれもそんな間がいいのか悪いのかわからないタイミングで舞い込んだ依頼である。
それにしても、柚木の周りに現れる女性たちはどうしてこう誰も彼も美しいのだろうか。しかも、その誰もがかなり高いレベルにいるのである。それで憂鬱などと言っていてはいつか柚木に天罰が下るだろう――もう下っている結果がいまの状態かもしれないが・・・。
気乗り薄な気分で臨む割には、捜査は地道にきっちりと行うところは元警察官の血だろうか。捜査結果を解決への閃きに結びつける能力も、派手さはないがなかなかのものである。
その上柚木、女性にだけでなく男性にまでモテるということが判明。ぅぅむ。




はじまり

       「雨の憂鬱」

         1

 あと一週間で十月が終わる。だからどうしたということもないが、一週間の時間が過ぎればそれだけ人生も終わりに近づいていく。俺の人生なんかいつ終わっても困らないとは思いながら、生きている間は飯を食って、マンションの部屋代を払い、酒を飲んで馬券を買って、たまには女にだって惚れなくてはならない。それにはどうでもいい殺人事件のレポートを書いて原稿料を稼がなくてはならないし、当面の問題としては、あと一週間で雑誌社の石田まで届けなくてはならない。警察をやめてから定収入とは縁がなくなっているから、俺にしてもここ当分、石田から回ってくる仕事で食いつなぐしか当てはないのだ。




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  • From: しんちゃんの買い物帳 |
  • 2007/12/31(月) 14:23:14

この記事に対するコメント

こんにちは。
続けて読むとワンパターンすぎて
これは途中で飽きてしまいました。

今日で一年も終わりですね。よいお年を~。
そして来年もよろしく♪

  • 投稿者: しんちゃん
  • 2007/12/31(月) 14:27:39
  • [編集]

ふふふ・・・。
あまりにもいい女が登場しすぎでしたしね。

しんちゃんもどうぞよいお年を♪
こちらこそ来年もどうぞよろしく(*^-‘♭

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/12/31(月) 16:31:47
  • [編集]

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