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密室は眠れないパズル*氷川透

  • 2008/11/06(木) 13:54:02

密室は眠れないパズル密室は眠れないパズル
(2000/06)
氷川 透

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エレベーターの前で胸を刺された男は「常務に、いきなり刺された」と、犯人を名指しして絶命した。“殺人犯”は、エレベーターで無人の最上階へ向かうところを目撃される。電話は不通、扉も開かない。ビル内には犯人を含めて九人だけ。犯人はなぜ逃げようとせず、とどまっているのか―。やがて最上階のエレベーターは下降を始めた。そして扉が開く。そこには、背中を刺され、血まみれで息絶えた常務が倒れていた。―いったい誰が、いかなる方法で殺したのか。常務が犯人ではなかったのか。積み重ね、研ぎすました論理の果てに行く着くのは八人の中の一人。新鋭が読者に挑戦する正統派長編本格推理。


著者が出会った事件の経緯を小説にする、という形式である。なので、著者=氷川透が登場し、最終的には探偵役も務める。
犯人は、割と早い時期からなんとなく目星がついてしまったが、さまざまな可能性を提示し、ひとつずつ潰していく過程が面白かったし、犯人自身にそれを認めさせるための氷川の謎解き場面も、自信がありそうななさそうな微妙なスタンスが好ましかった。





はじまり

       プロローグ

 拝啓
 氷川透です。しばらくご無沙汰してしまいました。
 ご無沙汰しているあいだに、いろいろなことがありました。実は最近また、殺人事件に巻き込まれたんです。学生時代にバンドを組んでいた連中と久しぶりに一堂に会したら、その夜、そのうちの一人が地下鉄の駅で殺されました。・・・・・まあこれは、それはまた別の話、、、、、、、、ですから、ここでは多くを語らずにおきますが。

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