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ミッキーマウスの憂鬱*松岡圭祐

  • 2008/11/09(日) 16:43:21

ミッキーマウスの憂鬱ミッキーマウスの憂鬱
(2005/03/23)
松岡 圭祐

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史上初ディズニーランド青春小説
ようこそ裏舞台(バックステージ)へ!
東京ディズニーランドのバイトになった21歳の若者。
友情、トラブル、純愛……。様々な出来事を通じ、やがて裏方の意義や誇りに目覚めていく。
秘密のベールに包まれた巨大テーマパークの〈バックステージ〉で働く人々の3日間を描く、感動の青春成長小説。


冒頭からなにやら頼りない感じの後藤君・21歳。ディズニーランドの準社員候補である。夢と冒険の楽園の裏舞台で、夢見たり、落胆したり、憤ったり、発奮したりの三日間の物語である。
頼りなくて場の空気を読むのが得意とは言えないように見える後藤君の、たった三日間の行動にしては、いささかできすぎのような気もしないではないが、楽園の夢を壊すことなく愉しめる一冊でもあった。




はじまり

       Prologue
        最終テスト

 “ジャングル・クルーズ”も、二十周以上もつづけて乗ると船酔いしてくる。
 やわらかな午後の陽射し。水面に乱反射する光の渦や、潤いを帯びてまばゆいばかりの輝きを放つ熱帯雨林の緑。絶好のアトラクション日和だった。どんな客(ゲスト)だろうと、ワクワクしながら密林の川下りを楽しみ、満足して船(ボート)を降りることになるだろう。




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じゃじゃままブックレビュー
ゼロから
itchy1976の日記

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ミッキーマウスの憂鬱 松岡圭祐著。

≪★★★≫ 松岡氏の一連の作品「催眠」とか「千里眼」とか一時期夢中になったけど、冷めると嘘っぽいんだよね。小説は嘘だからいいんだけど、どこにも感情移入できる人物がいなくて、読むのやめたんだけど・・・。 今回の後藤君!いいじゃない!っていうか、ディズニー?...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2008/11/12(水) 15:56:40

松岡圭\祐 「ミッキーマウスの憂鬱」

東京ディズニーランドの裏方は、こんなに大変なんですね。キャラクターの中に入っている人やそのセッティングを行う人。

  • From: ゼロから |
  • 2009/09/17(木) 22:22:22

松岡圭祐『ミッキーマウスの憂鬱』

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)松岡 圭祐新潮社このアイテムの詳細を見る 今回は、松岡圭祐『ミッキーマウスの憂鬱』を紹介します。本書は、東京ディズニーランドでアルバイトをする主人公の後藤の成長物語といったところか。主人公の後藤がまたなんにでも首を突っ込む...

  • From: itchy1976の日記 |
  • 2010/08/23(月) 20:42:15

この記事に対するコメント

千里眼シリーズが、途中からどうにもこうにもついていけなくなったんですけど、これは楽しめましたね。あの主人公の男の子は最初嫌いだったんですけどね。
それにしても何度遊びに行っても秘密?の通路、分からないんですよね~。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2008/11/12(水) 16:00:41
  • [編集]

わたしは、松岡さん初読みでした。
タイトルで怪しげな雰囲気だったので・・・^^;

じゃじゃままさんと同じく
初めのころの後藤君は、もっとやる気のなさそうな投げやり感があって
好きになれなかったのだけれど、三日間で成長したのかもしれませんね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2008/11/12(水) 17:04:34
  • [編集]

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