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おそろし--三島屋変調百物語事始*宮部みゆき

  • 2009/01/14(水) 13:39:55

おそろし 三島屋変調百物語事始おそろし 三島屋変調百物語事始
(2008/07/30)
宮部 みゆき

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ある事件を境に心を閉ざした17歳のおちかは、神田三島町の叔父夫婦に預けられた。おちかを案じた叔父は、人々から「変わり百物語」を聞くよう言い付ける。不思議な話は心を溶かし、やがて事件も明らかになっていく。


「第一話 曼珠沙華」 「第二話 凶宅」 「第三話 邪恋」 「第四話 魔鏡」 「最終話 家鳴り」

おちかは、とある事情で叔父夫婦の営む江戸の袋物屋・三島屋に預けられることとなった。出歩くのも人と交わるのも気鬱なおちかだったが、あるとき叔父から、お客人の話を伺うように、と言いつかる。これが変調百物語の始まりであった。
客人の話は、おいそれとは他人に言えない胸のうちのわだかまりごとであり、おちかが我がことのように親身になって耳を傾ける内に、語る人の想いと共鳴し、その人の重荷をわずかに軽くするのだった。そしてそれは、おちかにも早く新しい道を歩き出して欲しいという、叔父夫婦の思いやりでもあったのだった。
しかし、どうした按配か事は次々と繋がり、話の中で聞いただけのいまは亡き人々をも巻き込んで、とんでもない様相を見せるのである。
物語のはじまりとおわりのおちかの様子のなんと違って見えることだろう。怯え、俯いてばかりいたおちかが、最後には、凛として明日を見つめる女性になっているように思えるのである。

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しんちゃんの買い物帳
じゃじゃままブックレビュー
デコ親父はいつも減量中
読書・映画・ドラマetc覚書

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「おそろし」宮部みゆき

おそろし 三島屋変調百物語事始(2008/07/30)宮部 みゆき商品詳細を見る 袋物屋の三島屋には、奉公にあがったばかりの娘が一人いた。おちかという...

  • From: しんちゃんの買い物帳 |
  • 2009/01/14(水) 22:45:20

おそろし~三島屋変調百物語事始 宮部みゆき著。

≪★★★★★≫ おちかは、実家である川崎の旅籠屋である事件に遭い、胸に大きな大きな咎を抱え、暗い闇を背負ってしまった。 そんなおちかを心配した叔父は、江戸に呼び寄せ預かることにした。 そして偶然、おちかは不思議な話を聞くことがおちか自身を救うことになるの?...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2009/01/22(木) 11:32:16

おそろし 三島屋変調百物語事始<宮部みゆき>-(本:2009年読了)-

おそろし 三島屋変調百物語事始クチコミを見る # 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/7/30) # ISBN-10: 4048738593 評価:88点 江戸で三島屋という袋物屋を営む叔父夫婦のもとに身を寄せ、慣れないながら黙々と働く17歳の「おちか」。 物語の冒頭の記述...

  • From: デコ親父はいつも減量中 |
  • 2009/10/17(土) 17:28:11

おそろし  宮部みゆき

おそろし 三島屋変調百物語事始/宮部 みゆき 宮部みゆき 角川書店 2008 STORY: ある事情から叔父・叔母夫妻に預けられたおちかは、叔父の計らいで変わり百物語の聞き手となる。そして、自らの忘れ難い過去と次第に対峙していくことに…。 感想:  読売?...

  • From: 読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版) |
  • 2009/11/09(月) 17:43:22

この記事に対するコメント

面白かったですね~!
おちかが最後の章で体験した不思議な世界は、ちょっと違和感ありましたけど、宮部さんの書く時代物はやっぱりいいですね、昔は人間の情から出る禍々しい出来事本当にあったかも、って思います。
今続編が連載されてて、毎朝一番の楽しみです。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2009/01/22(木) 11:36:23
  • [編集]

>昔は人間の情から出る禍々しい出来事本当にあったかも、って思います。

ほんとうにそうですね。わたしもそう思います。

朝刊の連載、わたしもうれしく眺めて(!)います。
どうも新聞連載は欲求不満が募るので苦手なのでした。
本になるのが待ち遠しいです。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2009/01/22(木) 13:29:17
  • [編集]

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