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サンタ・エクスプレス-季節風*冬-*重松清

  • 2009/03/21(土) 16:31:22

サンタ・エクスプレス―季節風 冬サンタ・エクスプレス―季節風 冬
(2008/12)
重松 清

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鈴の音ひびく冬が、いとおしい人の温もりを伝えてくれる。ものがたりの歳時記―「冬」の巻、12編。


表題作のほか、「あっつあつの、ほっくほく」 「コーヒーもう一杯」 「冬の散歩道」 「ネコはコタツで」 「ごまめ」 「火の用心」 「その年の初雪」 「一陽来復」 「じゅんちゃんの北斗七星」 「バレンタイン・デビュー」 「サクラ、イツカ、サク」

言うまでもなく舞台は冬。寒いというだけで、からだは縮こまりそうだが、ここには胸の中をあたためてくれる物語が並んでいる。
微笑ましかったり、少しばかり後悔したり、気に病んだり、不憫に思ったりと、テイストはさまざまなのだが、人が誰かのことを思いやる気持ちがどの物語にもあふれているのである。北風に凍えたからだもほっかほかになりそうである。




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じゃじゃままブックレビュー

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サンタ・エクスプレス 季節風*冬 重松清著。

≪★★★≫ もう初夏だと言うのに、今さら冬か~って気がしますが、暑苦しくもなくほんわかした気分になりました。 多分短編の頭が、あっつあつのほっくほくの石焼イモのお話だったからかも。 「あっつあつの、ほっくほく」 創業以来初の女性管理職についた女性が、多少の...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2009/06/03(水) 11:13:54

この記事に対するコメント

ごまめ

「ごまめ」はなかなかユーモラスで、しかも中年おやぢには身に沁みるような話でした

  • 投稿者: チョロ
  • 2009/03/22(日) 05:58:10
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そうでしたね。
つい笑っちゃうのだけれど、一抹のさみしさ、切なさがありました。
わたしもうなずきながら読みました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2009/03/22(日) 08:17:10
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「ごまめ」のお父さんと「バレンタイン・デビュー」のお父さん、なんだか似てますね。あまり印象に残ってない「ごまめ」だったんですけど、こっちの方のお父さんの方が好きです。(笑)絵馬の名前の順番に怒っちゃったりね。(笑)

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2009/06/03(水) 11:16:36
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なんだか身近でも目にしそうな光景で、作中の人たちに親しみを感じました。

この物語の舞台は、やはり冬ですねぇ。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2009/06/03(水) 13:19:17
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