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ランナー*あさのあつこ

  • 2009/04/10(金) 17:29:08

ランナーランナー
(2007/06)
あさの あつこ

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『バッテリー』を凌駕する、新たなる代表作!

この文体、この勢い、あさのワールドのまっただ中!
そしていつもの数倍、心に迫ってくる圧倒的なエンディング。
『バッテリー』を軽く超えちゃったね!
ーー金原瑞人氏(翻訳家・法政大学教授)

この作品は、現代の『走れメロス』だ。
かすかにでも、信じられる愛があるならば、碧李よ走れ。「メロス」となれ。
ーー茂木健一郎氏(脳科学者)

〈あらすじ〉
「おれは走れないんじゃない、走らないだけだ、そう信じたくて、逃げちまったんだ」
長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の加納碧李(ルビ:あおい)は、複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部することを決意した。
だがそれは、たった一度レースに負けただけで走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳だった。
走ることから、逃げた。逃げたままでは前に進めない。
碧李は、再びスタートラインを目指そうとする----。

〈著者のコメント〉
 長距離走は、否応なく自分と向き合ってしまうスポーツです。走ること以外には何もいらない、たった一つの肉体としての自分がいる。そんな少年を描いてみたいと思ったんです。そしてその周りにいる様々な人間たちを描いてみたい。子供と大人、男と女、様々な人間が抱えるドラ
マを書きたいと思ったんです。(「パピルス」13号インタビューより)


陸上競技の物語だということは、タイトルから容易に想像することができる。爽やかなスポ根ものなのだろうと思って読み始めたが、軽やかに走るどころではない難題が、主人公の高校生・加納碧李(あおい)にはのしかかっているのだった。
いちばん悪いのは、もちろん浮気をしたあげく出て行った父親・謙吾である。そして、残されたものたちは、それぞれに苦悩を抱えて日々をすごしているのだ。幼い妹・杏樹でさえも。それなのに、後半に出てくる謙吾がいかにも平然としているように見えるのが、いささか気に入らないところである。
碧李の周りの見守る目のあたたかさが、物語を救っている。



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「ランナー」あさのあつこ

ランナー(2007/06)あさの あつこ商品詳細を見る 爽やかな陸上モノを期待してはダメ。そう情報が事前に入っていたので、読み方を間違えずに済み...

  • From: しんちゃんの買い物帳 |
  • 2009/04/11(土) 22:45:47

ランナー あさのあつこ著。

≪★★★≫ 「バッテリー」もまだ読んでないのに、「ランナー」を先に読んでしまいました。「バッテリー」は野球、「ランナー」は陸上。 共にスポーツで、ハードボイルド作家によくあるような、ライフルやマシンについて自己陶酔の内容みたいに、これもスポーツの世界にお...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2009/04/23(木) 12:25:28

この記事に対するコメント

この本読んだ時はまだ「バッテリー」を読んでいなくて、でもきっと爽やかな青春モノだろうと思ってたのに、違いましたよね。
結局シリーズにはなってないのかな、彼らのその後知りたいですけどね。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2009/04/23(木) 12:27:24
  • [編集]

タイトルに騙されましたねぇ^^;
その後の物語があるとすれば、少しは明るいものであって欲しいです。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2009/04/23(木) 19:37:53
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