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九月の四分の一*大崎善生

  • 2004/05/18(火) 20:26:47

☆☆☆・・


 遥か遠くにいて、いまも君を近くに感じている。
 失われたときの痛みとぬくもり 心のゆらぎを紡ぐ

                         (帯より)

・報われざるエリシオのために
・ケンジントンに捧げる花束
・悲しくて翼もなくて
・九月の四分の一       という4つの短編からなる一冊。

どの物語もしあわせいっぱいではなく 見ようによっては不幸ともいえそうなのだが そこはかとないしあわせ感が胸の底に蕩う。
どこにいてもどんなに遠くても時を隔ててさえ 伝わるものはきっと伝わるのだと、失いながらも永遠に手に入れられるものもあるのではないかと思わせられる。

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