fc2ブログ

残される者たちへ*小路幸也

  • 2009/06/08(月) 16:43:03

残される者たちへ残される者たちへ
(2008/12/18)
小路 幸也

商品詳細を見る

この世界は、まだこうして美しいままにある

デザイン事務所を経営する川方準一のもとに、同窓会の通知が届く。準一の通った小学校の子供たちは、
ほぼ全員が〈方野葉団地〉の子供だった。準一は、親友だったという押田明人に会場で声をかけられるが、
彼のことを何も思い出せない。他の人間はすべて覚えているのに。悩む準一は、団地の幼なじみで
精神科医の藤間美香に相談する。美香は、〈方野葉団地〉に住む中学生、芳野みつきの診療も行っていた。
みつきは、自分を庇って死んだ母親の記憶を見るようになったという。記憶のずれと
団地の存在に関係があると見た準一と美香は、団地の探索に乗り出した。
二人は〈方野葉団地〉で、想像もしなかった“のこされるもの”に遭遇する…。


カタカナの町シリーズと同じ傾向の不思議な物語である。
かなり読み進むまで、準一の記憶からすっぽり抜け落ちた幼なじみ・押田の存在に、厭わしさを感じ、彼がキーになってよくないことが起こるのではないか、と思っていたのだが、そう思わせるのは著者の意図だったのだろうか。異次元の彼らの意図がいまひとつ腑に落ちなくて、ラストはいささか唐突な感がなくもないが、犠牲はあったとしても、未来が見えるのが救いだろうか。



V
V

TB
じゃじゃままブックレビュー
しんちゃんの買い物帳

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

残される者たちへ 小路幸也著。

≪★★★≫ これは・・・「21」や「モーニング」の系統ですね。 でも、そっちにいっちゃいましたか~。 方野葉小学校の同窓会の案内状を受け取り、十数年ぶりに戻ったジュンチ。そこで懐かしい友人たちと再会したが、親しげに全身で好意を示す友人に覚えがなかった。ま?...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2009/06/08(月) 22:17:07

「残される者たちへ」小路幸也

残される者たちへ(2008/12/18)小路 幸也商品詳細を見る デザイン事務所を共同経営している川方準一のもとに、同窓会の招待状が届いた。もう既に...

  • From: しんちゃんの買い物帳 |
  • 2009/06/15(月) 22:45:56

この記事に対するコメント

時間が経てば経つほど、一体なにがいいたい話だったのか、分からなくなりました。
SF方面にいってしまうのが、よく分からなかったです。(苦笑)

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2009/06/08(月) 22:19:40
  • [編集]

ちょっと中途半端な感じでしたね。
個人的には、初めに感じたざわざわ感でラストまで引っ張っていって欲しかったと思います。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2009/06/09(火) 06:28:22
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する