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神去(かむさり)なあなあ日常*三浦しをん

  • 2009/07/08(水) 16:42:37

神去なあなあ日常神去なあなあ日常
(2009/05)
三浦 しをん

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美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。


高校卒業が間近になっても、進路も決まらずふらふらしていた平野勇気は、親や担任に乗せられて林業の村・神去村に送り込まれることになってしまった。
この物語は、繁華街もコンビニさえもなく、若者すらほとんどいず、携帯は山の天辺以外はほとんど圏外、という信じられないような環境に放り込まれた勇気が、奇跡的に見つけた、インターネットにも繋がっていない埃をかぶったパソコンで綴った神去村での暮らしの記録である。
腰の定まらない勇気でなくとも厳しい林業の現場に、それでも少しずつ慣れてくるにつれ、雑音の多い都会にはない自然の営みの素晴らしさや、人々の関係のあたたかさに気づきはじめ、心持ちが変化してくるのだった。
閉ざされた、と言ってもいいような山奥の村で、代々伝わっている行事や信仰と密接に接しながら生きている人々との暮らしと、それが勇気に及ぼす効果がとても興味深かった。もっとずっと読んでいたいと思わされる一冊である。



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神去なあなあ日常  三浦しをん

神去なあなあ日常/三浦 しをん 三浦しをん 徳間書店 2009 STORY: 高校卒業後、フリーターをしようと思っていた勇気は、両親と先生に無理やり神去(かむさり)村に預けられる。そこで林業の見習いとして働くことになった勇気は…。 感想:  最近、農?...

  • From: 読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版) |
  • 2009/07/09(木) 09:42:18

神去なあなあ日常 三浦しをん著。

《★★★》 横浜出身の青年が、親と教師に林業の現場に放り込まれ、なにがなんだか分からないまま過ごした一年の奮闘記。 高校卒業と同時に、教師から林業研修の見習いとして申し込んだことを教えられ、初孫に湧く両親の関心はもはや息子にはなく、かばん一つで列車に揺…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2014/01/04(土) 16:39:32

この記事に対するコメント

三浦さん初めてだったんですけど、特になにが起こるわけでもなく、別に~なんて思いながら読んでいたのに、読み終わってみると、続きがまた読みたくなる物語でした。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2014/01/04(土) 16:41:05
  • [編集]

意外ですけれど、初読みだったのですね。
おっしゃる通り、なにがどうということもないのに、ずっと読み続けていたい心地にさせられる物語でした。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2014/01/04(土) 18:25:59
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