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恋文の技術*森見登美彦

  • 2009/09/05(土) 13:55:17

恋文の技術恋文の技術
(2009/03)
森見 登美彦

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京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れ―。


はじめからおしまいまで、すべて手紙である。そのほとんどが、京都の大学院から、遠く能登島研究所に追いやられた守田一郎の手になるものである。相手からの手紙は載せられていないのだが、これが見事にやり取りの内容が判るのである。あちこちになにやら見覚えのある記述もあり、初めて読んだような気がしないのは、著者の作品の特徴だろうか。
初めのころは到底馴染めないと思っていた著者の文体にも、いつのまにやら慣れていて、痛快ですらあるのは驚きでもある。伊吹さんからの返信はあったのだろうか。守田一郎の恋の行方は如何に?

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