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ステップ*重松清

  • 2009/09/23(水) 17:03:51

ステップステップ
(2009/03)
重松 清

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結婚三年目、妻が逝った。のこされた僕らの、新しい生活―泣いて笑って、少しずつ前へ。一緒に成長する「パパと娘」を、季節のうつろいとともに描きます。美紀は、どんどん大きくなる。


結婚三年目、三十歳で、一歳半の娘を残して妻・朋子が逝ってから、同じく三十歳の健一は、周りの助けを借りながら懸命にひとり娘・美紀を育てることになった。
一歳半から、小学校を卒業する十二歳までの、父と娘の物語である。
カラーの表紙絵を捲って物語を読み始め、途中何度も泣かされながら読み終えて巻末のモノクロのイラストを目にすると、なんともいえない感慨深さが胸に押し寄せてくる。寂しくて哀しくて、やさしくてあたたかい一冊である。




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じゃじゃままブックレビュー

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ステップ 重松清著。

≪★★★★≫ 一歳半の美紀と僕を残して朋子は逝ってしまった。 残された娘と僕。朋子の両親、義兄、周囲の人々に守られ、支えられながら、健一と美紀は過ごしてきたのだ。 まるで「希望ヶ丘の人びと」や「とんび」のようだ。どれも妻に先立たれ、残された子どもと父親の...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2009/09/26(土) 23:04:19

この記事に対するコメント

重松さんの作品は、人と人の関わりが優しいですよね。
たまに苦しくなるくらいの小説もありますけど、重松さんって人を信頼してるんだな~って、そう感じる作品ですよね。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2009/09/26(土) 23:08:17
  • [編集]

>重松さんの作品は、人と人の関わりが優しい
ほんとうにそう思います。

基本的に前向きだし、人間のあたたかさに包みこまれるようです。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2009/09/27(日) 08:27:23
  • [編集]

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