ブロードアレイ・ミュージアム*小路幸也

  • 2009/09/25(金) 17:18:54

ブロードアレイ・ミュージアムブロードアレイ・ミュージアム
(2009/03)
小路 幸也

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唯一の堅気者、新人キュレーター・エディ、魅力的な赤毛の美女“ダンシング”メイベル、100キロの巨漢“ベビーベッド”ブッチ、ベビーフェイスの伊達男 “キッド”バーンスタイン、滅多にしゃべらない寡黙な“セイント”モース、そして、物に触れるだけで未来の悲劇を読み取ってしまう不思議な少女フェイ。悲劇を阻止すべく、BAM(BROAD ALLEY MUSEUM)の面々は事件解決に乗り出す。


「サッチモのコルネット」 「ラリックのガラス細工」 「ベーブ・ルースのボール」 「シャネルの0番」 「リンドバーグの帽子」

登場人物はひとり残らずひと癖もふた癖もありそうな面々である。まだ幼い少女フェイでさえ、新米キュレーターのエディには想像もつかない事情を抱えているようなのである。そしてかくいうエディ自身もある事情を抱えてこのBAMにやってきたのである。
BAMで働くメンバーの隠された才能の物凄さもさることながら、彼らの手となり足となって働くハンターと呼ばれる人たちの手際のよさもまた然り。とにかく誰もが並々ならぬ特技(!?)を持っているのである。
連作物語はどれも痛快で、事情が判ってみると驚くばかりに壮大で、そしてやさしくあたたかい物語である。彼らの活躍を見守り続けたくなる一冊だった。



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ブロードアレイ・ミュージアム 小路幸也著。

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  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2009/09/26(土) 22:56:34

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  • From: しんちゃんの買い物帳 |
  • 2009/10/01(木) 22:10:16

この記事に対するコメント

最後に、エディの正体と、そのエディの雇い主?やらなにやら、なるほど!そうだったんだ!!と妙に嬉しい驚きでした。
彼らのその後の消息も、嬉しかったし、うまくまとまった一冊でしたね。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2009/09/26(土) 23:02:27
  • [編集]

BAMの面々がみんなプロフェッショナルで――ある意味エディも――、人脈も含めて活躍が痛快でした。
悪党はいても悪人はいない、まさにそのとおりでしたね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2009/09/27(日) 08:20:24
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