ねずみ石*大崎梢

  • 2009/10/17(土) 13:40:47

ねずみ石ねずみ石
(2009/09/18)
大崎 梢

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祭りの夜には、ねずみ石をさがせ。かなう願いは、ひとつだけ―。中学一年生のサトには、四年前のお祭りの記憶がない。恒例の子供向けイベント「ねずみ石さがし」の最中に、道に迷って朝まで行方しれずだったのだ。同じ夜、村ではひとつの惨殺事件が起こっていて、今でも未解決のまま。交錯する少年たちの想いが、眠っていたサトの記憶に触れたとき、事件は再び動き始める。瑞々しい青春推理長編の最新作。


殺人事件のあった祭の年から四年経ったいまになって、事件の真犯人捜しに新たな動きが出たのは何故なのか。そこから考え初めていたら、果たして真相に気づくことができただろうか。おそらくできなかっただろう。
中学生の少年たちの友情の物語であれば、舞台となった神支村ももっと明るく爽やかな雰囲気だったのだろうが、殺人事件にまったくの無関係ではいられない忌まわしさが、物語全体を薄暗く重苦しい空気に包みこんでいる。大人の身勝手さが子どもたちに暗い顔をさせるのはとても胸が痛む。
やるせなさはどうすることもできないが、ラストには希望も仄見える。屈託のない少年時代を取り戻せるとは思えないが、乗り越えて欲しいと節に願う。




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ねずみ石 大崎梢著。

≪★★☆≫ サトの住む村では、祭りの日は子供たちがねずみ石を探す。願い事が一つだけ叶うとされている石だ。 4年前の祭りの日、ねずみ石を探していたはずのサト。そして、その祭りの日に、村では母娘の惨殺事件が起きていた。 サトにはその夜の記憶がない。 なにかを見...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2009/12/29(火) 23:13:54

この記事に対するコメント

この手の話にありがちな、素人探偵大暴走ですよね。(笑)
危ないったらありゃしない。でも日本の警察も4年間分からないものですかね。あんな狭い交友関係で・・・。
あ、今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2009/12/29(火) 23:18:34
  • [編集]

特にこの年頃の素人探偵は無謀ですね^^;

こちらこそありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2009/12/30(水) 06:42:00
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