パイの物語*ヤン・マーテル

  • 2009/11/05(木) 19:29:25

パイの物語パイの物語
(2004/01)
ヤン マーテル

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1977年7月2日。インドのマドラスからカナダのモントリオールへと出航した日本の貨物船ツシマ丸は太平洋上で嵐に巻き込まれ、あえなく沈没した。たった一艘しかない救命ボートに乗り助かったのは、動物たちをつれカナダへ移住する途中だったインドの動物園経営者の息子パイ・パテル16歳。ほかには後足を骨折したシマウマ、オラウータン、ハイエナ、そしてこの世で最も美しく危険な獣ベンガルトラのリチャード・パーカーが一緒だった。広大な海洋にぽつりと浮かぶ命の舟。残されたのはわずかな非常食と水。こうして1人と4頭の凄絶なサバイバル漂流が始まった…。生き残るのは誰か?そして待つ衝撃のラストシーン!!文学史上類を見ない出色の冒険小説。


  

  覚え書きとして
  第一部 トロントとポンディシェリ
  第二部 太平洋
  第三部 メキシコ、トマトラン、ベニート・フワレス診療所


第一部では、物語の主人公ピシン・モリトール・パテル(通称パイ・パテル)の育った環境について語られ、第二部では、沈没した船から救命ボートに乗り移り、リチャード・パーカーと共に耐え忍んだ、227日間の漂流生活について語られる。そして第三部で、奇跡的に助かったパイ・マテルの話を聞く、という構成になっている。
物語のメインとなる漂流物語は、手に汗握るものであり、強靭な精神力と工夫や決断力を興味深く読んだ。そして第三部で、思いもしないことを知らされて面食らうのである。なんということだろうか。
ただ、やはり翻訳ものは苦手で、いささか読むのに苦労した。

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