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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない*桜庭一樹

  • 2009/11/13(金) 14:10:00

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet
(2007/03)
桜庭 一樹

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桜庭一樹の原点、青春暗黒ミステリーが単行本化!
どこにも行く場所がなく、そしてどこかに逃げたいと思っていた。そんな13歳の二人の少女が出会った。リアリストの山田なぎさと不思議系転校生の海野藻屑。すべては生きるために、生き残っていくために。


   

  第一章   砂糖菓子の弾丸とは、なかよくできない
  第二章   砂糖菓子の弾丸と、ふたりぼっち
  終章   砂糖菓子の弾丸とは、もうあえない

 
冒頭に載せられた新聞記事の抜粋で、すでに物語に惹きこまれる。
この記事に至るまでのあれこれが、第一章から綴りはじめられているのである。砂糖菓子という、甘くほろほろと崩れやすそうなタイトルの裏に、これほど救いのない人生が隠されていようとは・・・。
手立てがなかったわけではないだろう。それなのに何故救い出すことができなかったのか。自らを人魚という少女の諦念も、やるせなさすぎる。それでも、最後の数か月は、少女にとってしあわせに似たものだったと思いたい。




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じゃじゃままブックレビュー

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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹著。

≪★★≫ 引きこもりの兄を抱え、女手一つで育ててくれる母。こんな生活をどうにかしたくて、13歳のなぎさは、生きるための実弾を欲している。 そんななぎさのクラスに、言動は意味不明で、全身に痣があって、足を引きずって歩く美少女転校生がやって来た。 彼女の名前は…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2010/10/25(月) 23:25:21

桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』について

――見事に『現実』を描写したライトノベル―― ■「子供の無力感」を描き切ったミステリー 直木賞作家・桜庭一樹が注目されるきっかけとなった 本書・『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』であるが、 当初この作品は 富士見ミステリー文庫という ライトノベルの文...

  • From: 酒井徹の日々改善 |
  • 2012/03/02(金) 11:35:36

この記事に対するコメント

桜庭さん初読みです。不思議な余韻が残る作品でしたけど、タイトルからして、まさかこんな悲劇が待ってるとは思ってなかったです。
でも冒頭のあの一文で、すっかり引き込まれちゃいましたね。なぎさと兄には救いがあったけど、藻屑は・・・。でもきっとなぎさと出会ってからの藻屑は、幸せだったと思います。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2010/10/25(月) 23:27:48
  • [編集]

これから桜庭さんの独特の雰囲気を思う存分愉しんでくださいね。
どの作品を選んでも、別の世界へきっといけると思います。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2010/10/26(火) 06:23:38
  • [編集]

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