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後悔と真実の色*貫井徳郎

  • 2009/11/15(日) 16:36:52

後悔と真実の色後悔と真実の色
(2009/10)
貫井 徳郎

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あの強固な呪縛から、いつか解き放たれたかった。若い女性を襲い、死体から人指し指を切り取る連続殺人魔「指蒐集家」が社会を震撼させている。警察は、ネットでの殺人予告、殺害の実況中継など犯人の不気味なパフォーマンスに翻弄され、足がかりさえ見えない。その状況下、捜査一課のエース、西條輝司はある出来事を機に窮地に立たされていた―。これは罠なのか?被害者たちにつながりはあるのか?犯人の狙いは何か?緻密な構成で不器用に生きる男たちを活写する傑作長編。


文句なく面白い一冊だった。
はじめの内は、横山秀夫氏張りの警察小説になるのかと思うほど、捜査一課の刑事たちの癖のある絡みが描かれるが、それがかなり興味深い。ひと口に刑事と言ってもまさに千差万別であり、使い方によっては、良くも悪くもとんでもないことになる、というのがよく判る。
真犯人は、主人公である西條が初めてその人物と接触したときに、すでに引っかかり、以後注目していたので、早い段階でわかったが、それでもなおページを繰るのを止めないのは、ひとえに著者の上手さである。509ページというボリュームを感じさせない一冊だった。




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じゃじゃままブックレビュー

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後悔と真実の色 貫井徳郎著。

≪★★≫ 女性が狙われる殺人事件が発生。犠牲者は、刃物で切り裂かれた上、指が切落とされていた。そして同じように指が切落とされた殺人事件が・・・。 これは連続殺人事件なのか、同一犯なのか。 警視庁捜査一課の名探偵、西條。その西條を目の敵にしている機捜の綿引?...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2010/04/30(金) 15:02:48

この記事に対するコメント

引っかかり、分かります~。
今にして思えば、まるで東野さんの作品で私が引っかかったのと同じ感触だったんですけど、どうしてもクリアできない部分があって、そこはまんまと騙されてしまいました。
西條の人生は、本当に後悔色一色ですね。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2010/04/30(金) 15:07:46
  • [編集]

犯人捜しだけでは終わらないのが、貫井さん流でしょうか。
そして、タイトルも秀逸でしたね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2010/04/30(金) 17:00:39
  • [編集]

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