骸の爪*道尾秀介

  • 2009/11/21(土) 08:04:38

骸の爪 (幻冬舎文庫)骸の爪 (幻冬舎文庫)
(2009/09)
道尾 秀介

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ホラー作家の道尾は、取材のために滋賀県山中にある仏像の工房・瑞祥房を訪ねる。彼がその夜見たものは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で血を流す仏像。しかも翌日には仏師が一人消えていた。道尾は、霊現象探求家の真備、真備の助手・凛の三人で、瑞祥房を再訪し、その謎を探る。工房の誰もが口を閉ざす、二十年前の事件とはいったい。


シリーズ二作目のようだが、一作目が未読でも充分愉しめる。
あちこちに伏線が張り巡らされ、記述方法にも読者の眼を欺く仕掛けが施され、愉しみがたくさんある一冊である。同じものを見ていても、各人が心に秘めていることによって、あるいはそれぞれの体験によって、まったく別物に見えていることもあるのだと、改めて思わされる。そこにちょっとした悪戯心のスパイスが振りかけられると、流れはとんでもない方向へと向かうのである。タイトルもいい。




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骸の爪 道尾秀介著。

≪★★≫ 作家道尾は親戚の披露宴の後、手違いからホテルが見つからず、元々取材予定であった仏像の工房・瑞祥房に泊めてもらうことになった。 そこで道尾が見たものは、笑う仏像と頭から血を流す仏像。 そして仏師が一人、また一人と行方不明になり、「マリ」という声を?...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2009/11/29(日) 00:15:28

この記事に対するコメント

ちょっとラストが分かりづらかったんですけど。
全体的に、トーン暗いですよね。ホラーちっくなんだから当たり前ですが、やっぱり暗かった~。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2009/11/29(日) 00:18:59
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ホラー作家の道尾さんが登場する時点で、禍々しそうですよね。
舞台も題材も暗いですし・・・。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2009/11/29(日) 08:27:56
  • [編集]

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