赤ちゃんがいっぱい*青井夏海

  • 2010/02/22(月) 16:58:24

赤ちゃんがいっぱい (創元推理文庫)赤ちゃんがいっぱい (創元推理文庫)
(2003/04)
青井 夏海

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アルバイト先の助産院をリストラされた陽奈は、急場をしのぐために〈ハローベイビー研究所〉に就職するが、そこでは価値のないものばかり消え失せる目的不明の盗難が続発し、さらには十八年前を再現したかのような赤ちゃん置き去り騒ぎが起きた。いったい研究所内で何が進行しているのか? 安楽椅子探偵の推理が冴えるシリーズ初長編!


助産師シリーズ第二弾。今回は長編である。
天才児を産むための胎児教育の大切さを謳って設立された、なにやら胡散臭い研究所に再就職することになってしまった陽奈である。そして、研究所の広告塔とも言うべき初代天才児・奥園時夫と出会い、胡散臭さの中に飛び込むことになってしまうのだった。
先輩助産師・聡子さんとご主人の宝田さんの喧嘩のような夫婦の会話には、愛が感じられ、息子・優樹くんの聡明さは、天才児でなくとも生きていく上で大切なものに思われる。そして、明楽先生の安楽探偵ぶりにも磨きがかかる。ハローベイビー研究所の胡散臭さはもちろん、天才児を産み育てながら離散してしまった奥園家の問題までも解決してしまうのだから、さすがである。まだまだ続くシリーズがたのしみである。

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