宵山万華鏡*森見登美彦

  • 2010/03/04(木) 18:39:20

宵山万華鏡宵山万華鏡
(2009/07/03)
森見 登美彦

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祇園祭前夜。妖しの世界と現実とが入り乱れる京の町で、次々に不思議な出来事が起こる。
登場人物たちが交錯し、全てが繋がっていく連作中篇集。森見流ファンタジーの新境地!
●祭りの雑踏で、幼い妹が姿を消した。妹は神隠しに遭ったのか、それとも…?「宵山姉妹」「宵山万華鏡」
●乙川は≪超金魚≫を育てた男。大学最後の夏、彼と宵山に出かけた俺は、宵山法度違反で屈強な男たちに囚われてしまう。襲いくる異形の者たち。彼らの崇める≪宵山様≫とは一体…?「宵山金魚」
●期間限定でサークル≪祇園祭司令部≫を結成したヘタレ学生たち。彼らは、学生生活最後の大舞台を祭の最中に演じようとしていた。「宵山劇場」
●宵山の日にだけ、叔父さんは姿を消した娘に会える…。「宵山回廊」
●目が覚めると、また同じ宵山の朝。男は、この恐ろしい繰り返しから抜け出すことができるのか…?「宵山迷宮」


装画のとおりの物語である。にぎやかで、とりとめがなく、きらびやかで、得体が知れない。愉しそうでもあり、恐ろしそうでもある。祇園祭前夜、宵山の日の出来事である。大きな三本柱とでも言うべき出来事が同じ日に、別々に起こり、すれ違ったり交錯したり、混沌としている。現実なのか夢のなかなのかも判然としないような、不思議な一冊である。

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