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ハング*誉田哲也

  • 2010/03/18(木) 19:18:29

ハングハング
(2009/09/16)
誉田 哲也

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いったんは迷宮入りした宝飾店オーナー殺しに新事実が浮かび上がった。再捜査にあたった警視庁捜査一課特捜一係「堀田班」は一気に犯人にたどり着き、自供も得るが―。初公判で犯人は、堀田班メンバーに自供を強要されたと言い出し、名指されたメンバーは首を吊った。さらに一人、また一人と積み上がる死体とともに、巨大な闇が姿を現す。


前半は、事件は起きているもののまだまだ静かで、登場人物が警察官だというだけの青春恋愛模様かと思わせられるような流れである。それが後半になるや急展開し、著者らしい(?)グロテスクとも言える暴行シーン続出の、どろどろで醜悪な事件へと様相を変える。暴行シーンも目を逸らしたくなるが、筋書きを書いた黒幕の意図が見えてくると、読み進むのが苦しくなる。人の命が、こんなにあっけなくていいのだろうか、と思わずにはいられない。



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じゃじゃままブックレビュー
笑う社会人の生活

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ハング 誉田哲也著。

≪★★★★≫ ★五つにしようかと迷ったんだけどね~。 やっぱりやだやだ、切なすぎるよ。 =壮絶な死の連鎖は、一連の事件捜査から始まった。= (表紙より) 警視庁捜査一課「堀田班」の面々の、和気藹々とした空気が伝わってきただけに、堀田班解散、植草の妹遙をめ?...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2010/03/23(火) 20:24:23

誉田哲也の警察モノを

小説「ハング」を読みました。 著者 誉田 哲也 誉田さんの作品は今までも読んでましたが 青春モノが多く、警察モノ ミステリは初めて! ジャンルは違えど 著者の作品は読んでいたこと...

  • From: 笑う社会人の生活 |
  • 2013/01/16(水) 22:31:33

この記事に対するコメント

誉田さんは前半な感じも、後半な感じも両方有り得るので、最初は前半な感じでいくのかとうっかり油断してしまいましたよ~~。
どっちもありの作家さんではあるんですけど、ちょっと切なくて、うっかり油断してしまった自分が可哀相になりました。(爆)

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2010/03/23(火) 20:26:50
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この前半は、油断を招きますよねぇ^^;

気をゆるめたところへのこの急展開は、余計にショックが大きかったです。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2010/03/24(水) 06:28:21
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