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ひと粒の宇宙

  • 2010/03/21(日) 16:48:48

ひと粒の宇宙 (角川文庫)ひと粒の宇宙 (角川文庫)
(2009/11/25)
堀江 敏幸嶽本 野ばら

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ページを繰れば、てのひらの上に広がる∞(無限大)―。わずか10数枚の原稿用紙に展開される、ドラマティックな小宇宙。祖父の通夜の席に忽然と現れた猫 (「ミケーネ」)。単身赴任最後の1日(「それでいい」)。すり抜けてゆく固有名詞(「名前漏らし」)…。当代きっての匠の筆30作が競演する、この上なく贅沢なアンソロジー!所要時間各数分、ジャンル横断現代文学・各駅停車の旅。


いしいしんじ 石田衣良 伊集院静 歌野晶午 大岡玲 大崎善生 片岡義男 勝目梓 車谷長吉 玄侑宗久 小池昌代 佐伯一麦 佐野洋 重松清 高橋克彦 高橋源一郎 高橋三千綱 嶽本野ばら 筒井康隆 西村賢太 橋本治 蜂飼耳 平野啓一郎 古川日出男 星野智幸 堀江敏幸 又吉栄喜 三田誠広 矢作俊彦 吉田篤弘


掌編であるということだけが共通点のアンソロジーである。題材も、切り取り方もそれぞれさまざまで、一作一作はあっという間に読めてしまうのだが、まとまると、壮観でさえある。タイトルが秀逸。

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