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スタートライン 始まりを巡る19の物語

  • 2010/05/19(水) 16:56:03

スタートライン―始まりをめぐる19の物語 (幻冬舎文庫)スタートライン―始まりをめぐる19の物語 (幻冬舎文庫)
(2010/04)
小川 糸万城目 学

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彼の浮気に気づいた花嫁、急に大人になった少女、別れ話をされた女、妻を置いて旅に出た男…。何かが終わっても「始まり」は再びやってくる。「変わりたい」「やり直したい」と思った瞬間、それがあなたのスタートライン。恋の予感、家族の再生、衝撃の出会い、人生の再出発―。日常に訪れる小さな“始まり” の場面を掬った、希望に溢れる掌編集。


「帰省」光原百合 「1620」三羽省吾 「柔らかな女の記憶」金原ひとみ 「海辺の別荘で」恒川光太郎 「街の記憶」三崎亜記 「恋する交差点」中田永一 「花嫁の悪い癖」伊藤たかみ 「ココア」島本理生 「風が持っていった」橋本紡 「会心幕張」宮木あや子 「終わりと始まりのあいだの木曜日」柴崎友香 「バンドTシャツと日差しと水分の日」津村記久子 「おしるこ」中島たい子 「とっぴんぱらりのぷう」朝倉かすみ 「その男と私」藤谷治 「トロフィー」西加奈子 「はじまりのものがたり」中島桃果子 「魔コごろし」万城目学 「パパミルク」小川糸


10ページほどの掌編が19も並んでいると、それだけでわくわくする。著者名を見ればなおさらである。そして期待に違わず、著者それぞれが持ち味を発揮して、一作一作はあっという間に読めてしまうが、読み応えのある一冊になっている。

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