キケン*有川浩

  • 2010/06/07(月) 19:12:21

キケンキケン
(2010/01/21)
有川 浩

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成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン= 危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。


「部長・上野直也という男」 「副部長・大神宏明の悲劇」 「三倍にしろ!前編」 「三倍にしろ!後編」 「勝たんまでも負けん!」 「落ち着け、俺たちは今、」

キケン=機械制御研究部。であるが、キケン=機械制御研究部=危険!!が正解なのである。上野という男、小学生のころから自宅で爆弾を作って、自室の天井をぶち抜きそうになり、自宅出入り禁止になり、庭のプレハブで暮らしている男である。その上野が部長なのだから、推して知るべし機械制御研究部の実態、である。
各章の最後に夫婦らしき男女がキケン時代を懐かしんでいるような会話が挟まれているのだが、これがだれなのかは最後になるまで明かされない。そして、この会話があるからこそ、はちゃめちゃだったキケン時代が一層引き立ってもいるのである。なにか屈託が感じられて妙に切ないのだ。そのわけもラストで腑に落ち、そして落涙。こんな破天荒なサークル物語で泣かされるとは!文句なく面白い一冊である。


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じゃじゃままブックレビュー
じゅずじの旦那
笑う学生の生活

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キケン 有川浩著。

≪★★★☆≫ 成南電気工科大学の、「機械制御研究部」略して「機研」で彼らが過ごした熱い4年間の物語。 大学きっての危険な男、機研の部長「成南のユナ・ボマー」こと上野。 機研副部長、大魔神、大神。お店の子、と呼ばれ、学園祭では伝説の百万超えを打ち出した元山?...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2010/06/14(月) 10:51:37

【キケン】 有川浩 著

必要もないのに毎日のように、うっかりすると休みの日まで部室に入り浸っていたあの頃・・・  まずは来訪記念にどうかひとつ!  人気blogランキング【あらすじ】成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事...

  • From: じゅずじの旦那 |
  • 2010/08/19(木) 10:04:53

部の仲間たちと

小説「キケン」を読みました。 著者は 有川 浩 大学の部活内 物語 成南電気工科大学機械制御研究部 略して「キケン」 恋愛の騒動だったり、学園祭だったり ロボット大会だったり・・・ まさに、大学の部活ならではの 男たちの青春劇 有川らしい 誰でも楽しめる 作品...

  • From: 笑う学生の生活 |
  • 2011/09/27(火) 23:54:44

この記事に対するコメント

ラストの黒板はよかったですよね!!!
それにすごく陳腐だけど、過ぎて自分が部外者になった時に、初めて分かるんですよね、輝いていた時間ってものに。
そこに強く共感した物語でした。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2010/06/14(月) 10:53:51
  • [編集]

黒板
よかったですねー。泣かされました。

キケンを現在進行形で描かなかずに、思い出話にしたところが秀逸でした。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2010/06/14(月) 16:36:51
  • [編集]

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