おじさんとおばさん*平安寿子

  • 2010/06/28(月) 21:37:01

おじさんとおばさんおじさんとおばさん
(2010/04/07)
平 安寿子

商品詳細を見る

ひさかたぶりの同窓会に集まった男女たち。みんなもうおじさんとおばさんで、体力気力は落ち気味、介護や子供たちの就職にと心配の種もつきない。しかし、初恋の人に会えば胸がきゅんとし、同時代のテレビ番組、漫画、流行歌を思い出すと懐かしさに気持ちが温かくなる。幾つか新たな同級生カップルもできたが、その恋の行方は?熟年こその「希望」を求める50歳を過ぎた人々に、愛をこめて贈る同窓会小説。


  第一話  愛のプレリュード
  第二話  男の子女の子
  第三話  プレイバックPart2
  第四話  愛なき世界
  第五話  HELP!
  第六話  希望


50代も後半になれば、それぞれに立場上や健康上の問題を抱えるようになるのは当然である。そんなさまざまな屈託を抱えた六年三組の元同級生が四十年以上の時を経て再会した。駆け引きや損得勘定も歳相応に上手くなったが、同級生というのは浮世の人間関係とはいささか違う近しさがある。そこで純情が蘇えったりもするのである。本作に自分を重ねる対象は残念ながら見あたらなかったが、自分とダブらせる読者もおそらく多いことだろう。各章にこのタイトルがつけられた意味が第六話で判る。還暦を目の前にして、力いっぱい歌うのだ!

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

枯れない人たち、しがみつく人たち、ズレてる人たち…
それぞれが、けっこうドロドロしていてよかったですねぇ
おぢさん・おばさんが読んでももちろんおもしろいけど
予備軍や卒業生(失礼!)も充分楽しめる内容でした

  • 投稿者: チョロ
  • 2010/06/29(火) 18:35:22
  • [編集]

平さんの小説の出だしは、エッセイか小説か迷うものが多いのだけれど、これもはじめエッセイかと思いました。
平さんならではのピリ辛も交えて、愉しく読めました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2010/06/29(火) 20:49:39
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する