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ビターシュガー*大島真寿美

  • 2010/08/06(金) 06:50:19

ビターシュガービターシュガー
(2010/06/28)
大島 真寿美

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「アラフォー」世代のまっただなかにいる奈津、まり、市子は中学・高校時代からの幼馴染み。
元モデルの奈津は、突然失踪騒ぎを起こした夫の憲吾と別居状態で、ひとり娘の美月と暮している。
インテリアコーディネーターとして働くキャリアウーマンのまりは、年下のカメラマン・旭との耐えることばかりの恋愛に疲れて、別れを選んだ。
ある日、執筆業をこなす市子の家に、ひょんなことからその旭が居候することになってしまい、奈津、まり、市子の3人の関係に新しい局面が。
長い道のりを経て、人は変わっていく。おそらく死ぬまで私たちは変化し続けていく――。
おとなの女性に贈りたい極上の恋愛&友情小説。


『虹色天気雨』の姉妹編ともいえる物語。
美月は中学生になっていて、母・奈津に隠れて、市子のパソコンで信州にいる父・憲吾とメールのやりとりをしている。まりと別れて行き場がなくなった旭はゲイの三宅ちゃんの事情でなぜか市子の部屋に居候している。相変わらずのような、さまざまな変化があったような、掴みどころのないとりとめのなさでゆるゆると彼女らと周りのありようや心情が語られていくのだが、美月の大人たちと対等のようにも見える観察眼と市子・奈津・まりそれぞれが相手を思いやる何気ない様子が自然に描かれていてなかなかいい。深入りしすぎず、かといって無関心ではない関係が、周りの人々をも引きこんで心地好ささえ感じさせる。甘いだけではない一冊である。




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じゃじゃままブックレビュー


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ビターシュガー 大島真寿美著。

≪★★★★☆≫ 「虹色天気雨」の続編ですね。 大島氏のこういう、なんだか現実にはありえないような、でも大島ワールドというのだろうか、そんな魅力全開の「ビターシュガー」はいい! 市子って、作家か翻訳家だっけ?前作で、夫に失踪された奈津は、まりに紹介された会社…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2010/09/30(木) 16:40:22

この記事に対するコメント

私は大島さんのこういう作品が大好きなんですよね。
もしかしたらないかもしれない、だけど、あったらいいな的な時間の流れや仲間たちとのワイワイガヤガヤ。でもありそうな気もするんですよ、学生ノリでずっと居続ける仲間たちって。
堪能しました~。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2010/09/30(木) 16:44:00
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わたしも好きです。
主役の三人はもちろん、登場人物たちの関係性が絶妙ですよね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2010/09/30(木) 18:14:54
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