Railway Stories*大崎善生

  • 2010/08/31(火) 16:53:51

Railway StoriesRailway Stories
(2010/03/20)
大崎善生

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終着駅は記憶の中――
車窓の向こうに揺れる
切ない記憶の物語。


切ない青春時代の恋、家族の原風景、父の死、
様々なテーマで描かれた十篇の珠玉短編集。


夏の雫  橋または島々の喪失  失われた鳥たちの夢  不完全な円  もしその歌が、たとえようもなく悲しいのなら  フランスの自由に、どのくらい僕らは、追いつけたのか?  さようなら、僕のスウィニー  虚無の紐  確かな海と不確かな空  キャラメルの箱


いろいろな場所のさまざまな列車をモチーフにした短編集。主人公は物語ごとに違うのだが、どこか著者自身を想わせられるようである。さまざまな年代、さまざまな境遇ではあるが、一貫してある雰囲気がそう感じさせるのかもしれない。どの物語でも登場人物たちはそのときどきを精一杯生きてはいるが、なにか足りないものを求め、いつも旅の途中というような切ない雰囲気を漂わせている。川の流れを見るような一冊でもある。

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