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1Q84 BOOK1<4月-6月>*村上春樹

  • 2010/09/18(土) 11:11:09

1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1
(2009/05/29)
村上 春樹

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1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。
そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。
そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。
私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。

Book 1
心から一歩も外に出ないものごとは、この世界にはない。心から外に出ないものごとは、そこに別の世界を作り上げていく。


図書館に予約して一年以上待ってやっとである。ただ正直、個人的に著者の作品とはあまり相性がよい方ではないので期待はまったくしていなかった。
スレンダーな女性・青豆の章と、がっちりした男性・天吾の章が交互に現れる構成になっている。まずは青豆。冒頭からすでに世界は捻れ歪んでいる。読者には理由は判りようもないがなにか時空の隙間のようなところに入り込んでしまった感覚に陥る。そこからはもう、現実か虚構かはどうでもいい。BOOK1はどこかにたどり着くまでの長い長い導入部のようにも思われ、早くその場所にたどり着きたい心地にさせられるが、もしかすると着地点などはどこにもないのかもしれないとも思わされる。また、具体的なあるものを暗示しているようでもあり、まったくの夢物語のようでもある。Amazonのレビューでは散々な言われようだが、少なくともわたしにとっては、プラスの期待はずれではあった。




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itchy1976の日記

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村上春樹『1Q84 BOOK 1』

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  • From: itchy1976の日記 |
  • 2011/02/17(木) 20:04:13

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