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月と蟹*道尾秀介

  • 2010/10/05(火) 16:42:07

月と蟹月と蟹
(2010/09)
道尾 秀介

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「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち自身に、不穏なハサミを振り上げる―やさしくも哀しい祈りが胸を衝く、俊英の最新長篇小説。


転校生の慎一と春也。ふたりはそれぞれにクラスに溶け込めない理由を抱えていた。そしてなぜかふたりに普通に接してくれた鳴海。三人はいつしか一緒に行動するようになる。実は鳴海の母は、慎一の祖父が乗る漁船の事故で亡くなっており、鳴海は屈折した思いを胸に秘めているのだった。子どもたちには子どもたちなりの屈託があり、周りの大人たちにも抱えるものがある。子ども同士も大人と子どもも、それぞれが互いを気遣いながら傷ついていく。哀しく切なくやりきれない一冊である。



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じゃじゃままブックレビュー
笑う学生の生活

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月と蟹 道尾秀介著。

≪★★≫ 「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも。」やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。やがてねじれた祈りは、大人たちに、少年たち自身に、不穏なハサミを振り上げるーやさしくも哀しい…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2011/04/03(日) 17:13:50

子どものこころ

小説「月と蟹」を読みました。 著者は 道尾 秀介 今作で直木賞を受賞しました やはり 最近の道尾さんの作風で ミステリというよりは文学としてドラマが強い そして、怖さもある 最近で言うと、 光媒は好きでしたが球体はダメだった僕ですが・・・ 今作は長編という...

  • From: 笑う学生の生活 |
  • 2011/10/16(日) 20:39:54

この記事に対するコメント

読んでいるときは、物語が遅々として進まずイライラもしたりしたんですけど、読み終えた後から、改めて彼らの心に抱えてた悩みの大きさに気付いて、おお!って感動の波が来ました。(遅いですね。苦笑)

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2011/04/03(日) 17:16:49
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読んでいてやりきれなくなる物語でした。
ヤドカミ様は象徴的ですね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2011/04/03(日) 19:08:46
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