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禁猟区*乃南アサ

  • 2010/10/19(火) 18:19:35

禁猟区禁猟区
(2010/08)
乃南 アサ

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捜査情報が漏れている!?刑事が立場を利用して金を動かしている!?警察内部の犯罪を追う監察官はあくまで陰の存在。隠密行動を貫いて「密猟者」を狩り出してゆく。尾行される刑事は意外にも無防備。獣道に沿って仕掛けられた罠に気づきもしない。プロとしての自負が邪魔するのだろうか。監察チームの頭脳プレーを描く本邦初の警察インテリジェンス小説、ここに誕生。


表題作のほか、「免疫力」 「秋霖」 「見つめないで」

警察官の非行を暴く監察チームを要とする連作中篇。背信行為に手を染めるきっかけはさまざまである。魔が差して、あるいは確信犯的に、警察官という特殊な身分であるからこそ堕ちていった者たちを身内の冷静な目が追う。泥沼とも言える物語を監査室の紅一点・いくみの明るい若さと未熟さが救っている。そのいくみが巻き込まれる事案には情けなくやるせなくなるが、明るさは失わずにいて欲しいものである。新たな切り口の一冊。




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じゃじゃままブックレビュー

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禁猟区 乃南アサ著。

≪★★★≫ 警察官も一人の人間である。 人間であるがゆえに、欲望もある、間違いもある。だけど、一人の人間である前に、警察官でなければいけない。警察官であるがゆえに、許されない欲望、間違い。 うまくやっているつもりでも、どこかでボロが出る。そこでやめておけ…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2011/05/01(日) 17:44:14

この記事に対するコメント

警察官といえども人間、でもそんな言い訳が許されない職業なんですよね。
「免疫力」は一番人間らしい弱さかなって思いました。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2011/05/01(日) 17:48:17
  • [編集]

いまや現実でも警察官は絶対に正しい、とは言いきれなくなっていますけれど
それでもやはり自律心がほかの職業よりも必要とされるのは間違いないことですね。
弱い人間として描かれる警察小説は、いままでと違った切り口で興味深かったです。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2011/05/02(月) 06:24:14
  • [編集]

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