乙女の密告*赤染晶子

  • 2010/12/06(月) 18:21:18

乙女の密告乙女の密告
(2010/07)
赤染 晶子

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京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。日本式の努力と根性を愛するバッハマン教授のもと、スピーチコンテストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでいる。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ…。(わたしは密告される。必ず密告される)―第143 回芥川賞受賞。


芥川賞受賞作ということで期待が大きすぎただろうか。一時間足らずで読めてしまう長さで読みやすい一冊ではあるが、わたしにはなにを伝えたいのかがよく判らなかった。京都の外語大の学生である乙女たちとドイツ人教授とのあれこれを、ユダヤ人として迫害を受けたアンネ・フランクの想いとが並べて対比させるように描かれることにも馴染めなかった。密告の重さが比べようもないのではないだろうか、と。わたしにとってはいささか中途半端な一冊だった。

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